女性の体は年齢とともに変化しますが、妊娠や出産、授乳によってバストの形が大きく変化します。

キュンと上向きだった、カッコイイバストも授乳によって多少崩れてしまいますが、バストラインは的確なブラジャーを使用したり、簡単な体操をすることで卒乳後に元に戻すことは可能です。

いつまでも美しいバストラインを保つには、ちょっとした努力を惜しまないことです。

この記事では、人前に立つことが仕事だった私が、バストの崩れを防ぐためにおこなったことを紹介します。

バストラインはなぜ崩れるの?

卒乳後に多くのママたちがバストラインの崩れに悩んでいます。

崩れる主な原因は、乳腺や脂肪を支えているクーパー靭帯が伸びるからです。

特に授乳期には赤ちゃんが力いっぱいオッパイを吸うので、下垂するのは当然のことかもしれませんね。

また、女性ホルモンは30代にかかる頃から低下し始めるため、妊娠や出産、授乳にかかわらず、バストのメリハリがなくなってきます。

ちなみに私はマナー講師をしていたので、復帰する条件のひとつとしてスタイルを維持しておくことは必須条件でした。

バストラインの崩れを防ぐ方法

妊娠5か月頃になると、Bカップの人はCカップに、Cカップの人はDカップ になります。妊娠9か月から10か月を迎える頃には、今まで妊娠前に使っていたブラジャーのサイズより約2カップほども大きくなります。

妊娠、出産を経て、仕事も継続した私が行ったバストの崩れを防ぐ方法 photo 1

出産を終えてしばらくすると徐々に乳腺の脂肪は減り、大きくなったバストがしぼんできます。

バストラインの崩れを防ぐには、妊娠中からその周期に合ったサイズのブラジャーを用いるのが産後のバストラインを美しく保つコツです。

育乳ブラやナイトブラは妊娠中や産後に効果があるの?

妊娠すると乳房がブラジャーにあたるだけでもヒリヒリと痛いことがあり、外出しない日はついノーブラで過ごしてしまいがちです。

しかし、ノーブラだと脂肪と乳腺を支えるコラーゲンの繊維の束のクーパー靭帯が伸びてしまい、いわゆる「タレ乳」になってしまいます。

一般的に育乳ブラは日中に立ち仕事をするシーンを想定して作られており、ナイトブラは横向き家上向きに寝転んだときの状態を想定して作られています。
それぞれのシーンによって使い分けることで、理想的なバストラインを維持することができます。

特に産後にナイトブラをつけることで、バストに余分な刺激を与えずに美しいラインを蘇らせることができます。
ナイトブラは夜専用なので、昼間は昼用のブラジャーをつけるようにしましょう。

その際には、妊娠前のブラジャーだと締め付けすぎるため産後用のブラジャーを用いることが大切です。
マタニティ専用のブラジャーは、妊娠中や授乳期に乳腺を圧迫しないように作られています。授乳兼用のものを求めておけば、買い足す必要もなく利用できます。

ナイトブラのつけ方

ナイトブラを足元から履き、少し前かがみになってワキや背中に流れた肉を胸に寄せ集めます。肩ひもをかけて、はみ出た肉がないかを鏡を見てチェックします。

適当につけたり、小さすぎるサイズのものをつけると、バストアップ効果は期待できません。

ナイトブラは就寝用のブラジャーですが、メーカーによっては昼夜とも使用できるタイプのブラジャーも市販されています。

妊娠、出産を経て、仕事も継続した私が行ったバストの崩れを防ぐ方法 photo 2

バストラインを保つおっぱい体操

バストラインが崩れる原因は、授乳などによって圧がかかって垂れるだけではなく、女性ホルモンの影響や筋力の減少も関係しています。

ほとんどの30代の女性は、バストトップがやや下向き加減になり、40代になるとバストが左右それぞれ外側に流れはじめます。

以下の簡単なおっぱい体操を日課にすると、バストアップ効果があります。

  1. あぐらをかき、背中をまっすぐに伸ばして座ります。
  2. ひじの角度は90度にして、胸の前で両手を合わせ、ゆっくり息を吐きながら中心に向かって押し合います。
  3. 次に両腕を横に開き、手のひらを広げ前後に回転させます。
  4. 次に、両手を頭上に上げ、左手で右ひじつかみひっぱります。反対側も同じようにおこないます。

簡単なエクササイズですが、大胸筋が鍛えられバストアップ効果が得られます。

私は朝晩おこなっていましたが、短い時間で気持ちがリセットされましたよ。

バストアップに効果的な食べ物

バストアップのためには大胸筋を鍛える運動をするとともに、バストアップ効果のある食材を摂ることも大事です。

次のような食材を意識的に摂ることをおすすめします。

  • 良質なたんぱく質を含む鶏むね肉、マグロの刺身、サケ、カツオなどは筋肉を作ります。
  • 植物性たんぱく質が効率よく摂取できる大豆製品の豆腐や豆乳、納豆などのを食べると、女性ホルモンと同様の働きをする大豆イソフラボンが摂取できます。
  • ボロン(ホウ素)が含まれるミネラル食材のキャベツ、海草類、リンゴ、ブドウ、ナッツ類などはバストアップ効果が期待できます。
  • ビタミンEを含む野菜や果物のカボチャやモロヘイヤ、ピーマン、アボカドなどがバストのツヤやハリを高めます。
  • チーズなどの乳製品、チーズに含まれるアミノ酸は大胸筋アップに働きかけます。

まとめ

子育て後の長い人生を美しいスタイルをキープして、はつらつと生きていきたいと誰もが思っています。

育児にひと段落がつくと、多くの女性が仕事に復帰する時代です。

子育てを楽しみながらも、自分磨きも忘れずに行いたいものですね。

バストラインの乱れは目立ちやすいので、早めに対策をしておきましょう。