妊娠した時の胸の張り方ってどんな張り方?

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妊娠した時の胸の張りはどのような張り方をするのでしょうか。また、生理前と妊娠した時の胸の張り方や、一人目を妊娠した時と二人目以降を妊娠した時の胸の張り方の違いはあるのでしょうか。妊娠時の胸の張り方について詳しくみていきましょう。

妊娠した時にみられる胸の張り方

妊娠初期の症状のひとつとして、胸の張りという症状があげられることが多いですが、胸の張りとはどのような症状なのでしょうか。ネットに掲載されている体験談から胸の張り方を集めてみました。

  • 胸全体が張っている
  • 胸が張って痛い
  • 見た目にも胸の皮膚が張っているのがわかる
  • 胸を押すと痛い
  • 胸の外側(脇側)のみ張る
  • 胸の内側のみ張る
  • 胸の上側が張る
  • 片方の胸だけ張る
  • 胸の周囲が痛い
  • 脇が痛い
  • 手を挙げるとつっぱる感じがある
  • 乳首が痛い
  • シャワーのお湯や下着があたっただけで痛みが出る
  • 胸が張って大きくなった
  • 胸の硬さが硬くなった気がする
  • 胸が重だるい感じがする
  • 胸がチクチクする

同じ「胸が張る」という症状でも、胸の張り方は人さまざまであることがわかります。胸のどの部位が張るのかという以外にも、生理前と妊娠した時では胸の張り方が異なったという声もありました。

生理前と妊娠した時の胸の張り方の違い

生理前と妊娠した時の胸の張り方の違いがあった人の声を見ていきましょう。

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  • 生理前には胸が張ることはなかったけれども、妊娠した時には胸が張った
  • 生理前には胸が張るのに妊娠した時には胸が張らなかった
  • 生理前には胸全体が張るのに妊娠した時は胸の外側だけが張った
  • 生理前よりも妊娠した時には強く胸が張った

生理前と妊娠した時とを比べても張り方の差が人それぞれにみられることがわかります。

胸の張り方の差が起こる理由とは

生理前や妊娠した時には女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌が変動します。胸や子宮は女性ホルモンの変動を敏感に感じ取りやすく、症状が出やすいことが言われています。1)

生理前の胸の張り方

女性は生理周期を通して女性ホルモンの変動がみられていますが、排卵から月経が起こるまでの間にはエストロゲンとプロゲステロンが多く分泌されます。月経前にはエストロゲンとプロゲステロンの分泌が大きく低下することが脳内のホルモンや神経伝達物質の異常が起こり、胸の張りなどの症状が出ることが言われています。生理前にみられる胸の張りの症状は女性ホルモンの低下だけではなく、ストレスや環境など、複数の要因が重なり合って起こることも言われています。2)

妊娠した時の胸の張り方

妊娠時には生理前とは違ってエストロゲン、プロゲステロンの分泌が増加し続けます。女性ホルモンの変動や乳腺の発達、血液量が増えることなどによって胸の張りが起こるとされています。3)

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生理前と妊娠した時の胸の張り方の差

生理前も妊娠した時もどちらも女性ホルモンの分泌の変動が関わっていますが、それぞれ女性ホルモンの変動の仕方やそのほかの要因にも違いがあります。もともとの乳房の乳腺の状態も人によって異なるので、胸の張り方は人によってもその時の状態によっても変わることが考えられます。

初産婦の胸の張り方と経産婦の胸の張り方

始めて妊娠した時と、二人目以降を妊娠した時でも胸の張り方が違うという声も見られました。その中でも多かったのは、一人目妊娠時は胸が張ったけれども、二人目妊娠時には胸が張らなくて心配という声でした。一人目が卒乳した後に胸がしぼんで小さくなり、張りもなくなることとの関連を気にする声もありました。

一人目妊娠時と二人目以降妊娠時の胸の張り

私自身、一人目妊娠時には生理前よりも強く胸が張り、痛みもありました。特に右の胸の脇側の痛みが強く、なんでこんなに痛いのだろうと思っていたら妊娠がわかりました。二人目妊娠時にも生理前よりも強い胸の張りを感じましたが一人目の時よりも痛みは少なかったように記憶しています。二人目妊娠時も一人目妊娠時と同じように特に右側の胸が張りました。三人目妊娠時の初期には一人目、二人目妊娠時に比べると、私が年をとったこともあり、胸は見事にしぼんでしまっていました。しかし、胸がしぼんでしまったことと、胸の張りが弱くなったこととの因果関係はわかりません。

私は左右の胸の大きさに差があって、右側の方が小さいのですが、一人目、二人目の妊娠時に特に張ったのは右側の胸でした。胸の大きさと胸の張りは関係ないのかもしれません。今思い返せば、授乳時に母乳が詰まって乳腺炎を繰り返していたのも右の胸でしたので、右の胸は張りやすい、詰まりやすい乳房の構造や状態であったのかもしれません。

気になる胸の張り方

妊娠した時の胸の張り方は人によって異なるのですが、妊娠する女性の世代に多い乳がんの可能性を秘めた気になる胸の張り方について覚えておきましょう。激痛が走るような痛みや乳房の特定の場所が何をしていてもずっと痛い、しこりがあるという症状を伴う胸の張り方の場合は注意が必要です。気になる胸の張り方であれば、かかりつけの産婦人科や乳腺外科を受診しましょう。

1)WACOAL BODYBOOK 生理前のバスト増量、その正体とは? Link
2)公益社団法人 日本産婦人科学会 月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)Link
3)ともこレディースクリニック 妊娠の初期症状について その2 Link

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