授乳中に胸が痛い!いつまで続くの?

授乳中に胸が痛い!いつまで続くの?

お母さんにとって授乳の時間は、かわいい我が子を抱きながら話しかけたり愛おしく感じたりして、とても大切な時間ですね。

でも、授乳期間中には、乳房が張ったり乳頭が痛かったりして不快な思いをすることもあります。
「授乳がこんなに痛いなんて!」と、びっくりしているお母さんもいらっしゃるかもしれませんね。
授乳中の胸の痛みにはいくつかの種類があります。

それぞれの痛みの原因やいつまで続くのか、痛みを和らげるための工夫や対処方法についてお話していきます。

乳房の張りによる痛み

産後一番初めに感じる乳房の痛みは、乳房の張りによる痛みによるものが多いです。

原因と症状

産後3日前後は、ホルモンの分泌によって乳房が急に張ってきて、痛みを感じることがあります。
この頃の乳房の張りは、母乳を作って分泌する準備をしていることによる張りです。
だんだん乳房が張ってきて、石が入っているかのように硬くなることもありますし、ほんのり張って違和感があるという程度の方もいらっしゃいます。

いつまで

産後3日前後のにある乳房全体の張りの痛みは、数日でおさまることが多いです。
母乳が少しずつ分泌するようになると、赤ちゃんが飲んでくれるのでだんだんと乳房の張りがほぐれて痛みがおさまってきます。

対処方法

少しずつでも作られた母乳を出していくことが重要です。

授乳する

母乳を与えているうちに痛みが良くなってくることがほとんどですので、根気よく授乳しましょう。
少しづつでもいいので、赤ちゃんに母乳を飲んでもらうといいですね。

助産師に張りをほぐしてもらう

産後3日目頃は、まだ入院中のことが多いですね。
赤ちゃんが乳頭に吸い付きにくくてうまく授乳ができない場合や、自分で乳房の痛みをどうしようもできないときには、助産師に乳房の張りをほぐしてもらうと赤ちゃんが飲みやすくなることがあります。
乳房の張りによって痛い場合には、乳房内にある母乳を出していく必要があります。

でも、まだ作られる母乳の量が少ないため、たくさんの量は搾乳できないことが多いのです。
この時期は、あまりたくさんの母乳は出ないことが多いのですが、痛みがあるからといって放っておくと、もっと乳房の張りが強くなって痛くなりますので注意が必要です。

乳房を冷やす

この頃に、あまりにも乳房が痛い場合は、痛みが和らぐことがありますので冷やすと良いでしょう。
対症療法ですが、眠れないほどの張りがあって痛いときには冷やしてみましょう。
寒いようなら、無理をして冷やさなくても大丈夫です。

浅吸いになっていることによる痛み

赤ちゃんの吸い方が浅い場合は、乳頭に痛みを感じることがあります。

原因

赤ちゃんが母乳を飲むときには、乳頭ばかりでなく乳輪部も口の中に含んで吸い付くことが重要です。
乳頭・乳輪部を口の奥まで含まないと、一生懸命に吸っていても母乳が吸い出せないのです。
乳頭だけを含んで浅吸いになっている場合は、乳頭ばかりに負荷がかかってしまいその結果、痛みが出てくるのです。

いつまで

浅吸いの場合は、授乳中ずっと乳頭に痛みを感じることが多いです。
ずっと乳頭が痛い場合は、乳房から赤ちゃんの口を離して、もう一度くわえ直しをしましょう。
乳頭と乳輪部を口の奥まで含んで飲み始めると初めは痛いのですが、だんだんと痛みがおさまってくることがほとんどです。
でも、赤ちゃんは力強く母乳を吸い出すので、その力による痛みを感じるかもしれません。
乳頭の痛みは、乳房の皮膚がだんだんと強くなってきますので、数日から数週間でなくなっていくでしょう。

対処方法

対処方法は、浅吸いにならないような工夫が必要です。

乳頭の奥まで含ませる

乳頭を口に含むのが浅い場合は、大きな口を開けて乳頭と乳輪部を含ませるように意識してみましょう。
また、赤ちゃんとお母さんのおなかが向き合っているかどうか授乳の姿勢も確認しましょう。

抱き方をかえる

これまでの抱き方で乳頭を口の奥まで含ませるのが難しい場合は、抱き方を変えて試してみると良いでしょう。
例えば、横抱きで授乳していた方はフットボール抱きやたて抱きにしてみるのです。

そうすると、乳頭を深くくわえられて乳頭の痛みが和らぐかもしれません。

乳頭が切れていることによる痛み

乳頭に切れて傷ができることによって、痛みを感じることがあります。

原因

赤ちゃんは、小さいながらけっこう力強く乳房に吸い付くものです。
それが、数十分、1日10回近くあるのですから、乳頭の皮膚が耐えきれなくなって切れることがあります。

赤ちゃんの吸う力が強いことに加えて、浅吸いが原因になることもあります。
その結果、赤くなってヒリヒリしてきたり乳頭部が切れたりしますので、痛みが出てくるのです。

いつまで

乳頭の傷は、一日に何度も授乳するため治りにくいのですが、乳頭の傷が治ってくると痛みも消えていくことが多いです。

対処方法

乳頭の傷を保護して早く治す方法や、赤ちゃんの授乳姿勢をかえる方法があります。

乳頭クリーム

授乳の後に、乳頭と乳輪部に馬油などの保湿クリームを塗って保護しましょう。
乳頭や乳輪部は乾燥しがちで、一日に何度も授乳するため刺激が強いものですので、保湿に努めると切れにくくなるでしょう。

乳頭保護器

乳頭が切れていて授乳するのも痛くて難しい場合は、乳頭保護器をつけて授乳する方法があります。
薄いものですが、直接乳頭を吸わせるよりは痛みが少ないと言われています。
傷が治るまで、または痛みが軽くなる頃まで使用すると良いでしょう。
傷の程度にもよりますが、可能ならば1日1回から数回は保護器を使用せずに直接乳頭を吸わせるようにすると、乳頭を直接吸う感覚も忘れないでしょう。

ブレストシールド

乳頭が切れている場合、下着や洋服に擦れても痛いため、授乳していないときにブレストシールドを使用すると、洋服に擦れずに乳頭を休めることができます。
同じように、授乳していないときに使用する乳頭を保護するシートもあります。

搾乳

授乳するのも痛くて、傷がなかなか治らない場合は、搾乳をしてもいいですね。
直接赤ちゃんに吸わせるよりも痛みは少なく、傷の治りも良くなるでしょう。
ある程度の母乳が出るようになったら、搾乳器で搾っても構いません。
乳頭保護器と同じように、もし可能なら1日に1回から数回は直接授乳すると、じかに乳頭を吸う感覚を忘れないでしょう。

抱き方をかえる

赤ちゃんの抱き方を変えて授乳すると、乳頭が切れて痛い部分に負荷がかかりにくく痛みが軽くなる場合があります。
色々な抱き方を試してみるといいですね。

まとめ

胸の痛みがあると、赤ちゃんとの大切な授乳の時間が苦痛になってしまいます。
色々な乳房の痛みがありますが、それぞれに対処方法がありますので試してみてくださいね。

どうしたら良いのかよくわからない場合は、助産師に相談することをおすすめします。
早く乳房の痛みが良くなるといいですね。