授乳期のおっぱいトラブル!乳首の黒ずみや痒みは予防できる?ケア方法は?

実は授乳期には乳首の黒ずみやバストの痒みなどのトラブルも起こるのです。 今回はそんなバストトラブルの原因や予防方法についてご紹介します。 乳首の黒ずみ そもそも乳首に限らずなぜ肌(特にデリケートな部位)が黒ずむのかといえば、メラニン色素が大きく関わっています。 紫外線や物理的な摩擦などによる刺激を受けると、体は皮膚を保護しようとしてメラニンを生成します。 そこで生成されたメラニンが色素沈着を起こし肌が黒ずんでしまうのです。 また、ホルモンが過剰に分泌されることによりメラニン色素が増え肌が黒ずむこともあります。 通常であれば肌のターンオーバーによりメラニンは古い角質などと一緒に排出され、綺麗な肌へ生まれ変わっていきます。 しかし何らかの原因でメラニンが過剰に生成されてしまうと、メラニンを排出しきれず肌に黒ずみが残ってしまうのです。 授乳期おける黒ずみの原因は、授乳による物理的な摩擦とホルモンバランスの乱れと考えられます。 授乳時は何度もブラの着脱をし、赤ちゃんが乳首を口に含むので物理的な摩擦が増えます。 更に授乳期はエストロゲンやプロゲステロンというメラニン色素の生成を促すホルモンが増加するため、乳首が黒ずみやすくなります。 しかもエストロゲンやプロゲステロンは妊娠初期から増え始めるので、出産前から乳首が黒ずみ始める人もいるのです。 そのため妊娠期からバストトップケアを行い、黒ずみ予防をしたほうが良いといえます。 では、一度黒ずんでしまった乳首はずっとそのままなのでしょうか? 安心してください、基本的に授乳期が終わればホルモンの分泌も減りますので、肌のターンオーバーにより乳首の色はゆっくりと元に戻っていきます。 しかし、中には乳首の色が黒ずんだままという人も。 黒ずみの予防やケア方法としては以下の5点が挙げられます。 妊娠出産時のサイズに合わせたブラを着用する 妊娠出産に伴いバストサイズが1〜2カップアップする人が多いです。 適切なサイズのブラを着用しないとバストトップが擦れて黒ずみの原因になってしまいます。 精乳やアロエパックでセルフケア ヨーグルトの上澄みであるホエーやアロエにはメラニン生成や生成を促す酵素を抑制する働きがあります。 直接塗りこんだり、コットンに染みこませてパックをしましょう。 規則正しい食生活で肌のターンオーバー周期を整える 一般的に肌のターンオーバーは28日周期といわれています。 不規則な生活をしていると肌のターンオーバーが遅くなりどんどん肌の深層に色素が沈着していき、黒ずみを改善するのが難しくなっていきます。 皮膚科で塗り薬を処方してもらう メラニン生成を抑制する効果のあるハイドロキノンクリームや肌のターンオーバーを促す効果のあるトレチノインクリームを処方してもらえます。 両方とも刺激が強く、肌荒れや紫外線に弱くなるなどの副作用も報告されています。使用の際は専門医とよく相談してください。…

授乳中の胸のかぶれが気になる!その原因と対処方法

授乳中には、汗もかくし胸がかぶれて気になるという方がいらっしゃるのではないでしょうか。 「かぶれて痒いあまりにかきむしって傷になっている」「ステロイドを処方されているけど、使うのが怖くて放置している」「それほどひどくないけど、痒いのがストレス」など、状態は様々でしょう。 授乳中に胸がかぶれる原因にはいくつかあり、対処方法もありますのでご紹介していきましょう。 授乳期に胸がかぶれる原因 たくさん汗をかく 産後は、母乳を作るために胸が熱くなりやすく、汗もかきやすいです。 夏場だと余計に暑く感じて汗もたくさん出ることでしょう。 着替えやシャワーが必要になるくらい汗をダラダラかいてしまうこともありますね。 こまめに対処できればいいのですが、赤ちゃんのお世話や他のことをしていると、なかなか時間が取れずこまめには対処できないかもしれません。 その汗が皮膚への刺激になって、胸がかぶれることがあります。 胸全体が汗で蒸れていて赤くかぶれている方がいますね。 乾燥 肌の水分が奪われて乾燥していると、皮膚のバリアが弱くなって少しの刺激でもかぶれてしまうことがあるでしょう。 産後のお母さんの免疫力は、妊娠中に引き続き低下したままですので、かきむしった傷が治りにくくなることがあるのです。 また、夏にはクーラーによる乾燥にも注意しましょう。 母乳パッドかぶれ 母乳が漏れてくるために、母乳パッドを使用している方も多くいらっしゃるでしょう。 母乳パッドの素材が肌に合わずに、皮膚への刺激になっている場合もありますね。 生理用品が肌に合わないのと同じです。 母乳パッドは長時間当てているものですし、母乳で湿り気があり、連続して皮膚が刺激に耐えなければならない状態になるのです。 また、母乳パッドに吸収された母乳で蒸れてしまうこともあります。 「母乳が漏れるから母乳パッドをしているのに、パッドにかぶれちゃってガーゼやタオルをあてている」という方もいらっしゃいます。 母乳が漏れる 母乳が漏れてしまって乳房に付いて、それがかぶれの原因になっている方も多くいらっしゃいます。 母乳の成分はほとんどが水分ですが、その他にタンパク質や脂肪分も含まれ、栄養がたっぶり入っています。 母乳そのものが皮膚に悪影響を及ぼすわけではありませんが、肌が弱い人、母乳パッドやブラジャーの蒸れ、汗などの影響で、それらが長く皮膚に付着していると変化が起こってかぶれの原因になってしまいます。 ちょうど乳頭・乳輪部を中心に、母乳が漏れて赤くかぶれている方をお見かけすることがあります。 赤ちゃんのよだれ 赤ちゃんのよだれが肌についてかぶれる方もいらっしゃいますね。 よだれは、消化酵素が含まれているものです。…

ズキズキ?チクチク?授乳期の胸の痛みの原因と対処方法について

授乳中、「胸が痛い」とご相談を受けることが何度もあります。 「胸が硬くてズキズキ痛い」「乳頭がヒリヒリ痛い」「授乳していると反対側がチクチクする」など、訴えは様々です。 このように、授乳中に胸の痛みを感じる方はたくさんいらっしゃるでしょう。でも、その原因が何かわからないと対処方法に困りますね。ここでは、授乳中の胸の痛みの原因やその対処方法について、わかりやすくお話します。 うっ積状態 原因 産後3日前後に胸が痛む原因として、母乳のうっ積が考えられます。 胸が温かくなって張り始め、だんだん痛みが出てくることが多いです。 これは、乳房の中の乳腺細胞が、血液中のタンパク質などの必要な栄養素を細胞内に取り込み、母乳を作っているところでこのような変化が起こるとされています。 中には、乳房がガチガチになって、乳房の中に石が入っているのではないかと思うほど硬く痛くなる方がいらっしゃいます。 でも、これはほとんどが生理的な範囲ですので、それほど心配はいりません。 対処方法 授乳する 赤ちゃんが欲しがるときには、授乳しましょう。 胸が痛いからと言って、そのままにしておくとどんどん痛くなってきます。 うっ積状態になるのは、産後の日数が浅く入院中のことが多いため、スタッフにどうしたらいいか相談できるといいですね。 搾乳 うっ積状態のときには、手でポタポタと母乳を搾るのが良いでしょう。 搾乳器を使うと、乳房への刺激が強かったり余計に痛くなったりすることがあります。 軽く動かす 乳房全体を軽く動かしながら、授乳や搾乳ができると少しは母乳が出やすいかもしれません。 動かすと痛いと思いますので加減しながら行い、無理しないようにしましょう。 冷やす 眠れないほど乳房が痛いときには、冷やすと少し痛みが軽くなります。 保冷剤をハンカチやタオルで覆って、冷やすことができるといいですね。 でも、身体が冷えて寒くなってしまうほど無理に冷やさないようにしましょう。 時々、「乳房をキャベツで冷やしましょう」とアドバイスを受ける方がいらっしゃるようですが、キャベツを選ぶメリットはありません。 なぜならば、菌が付着していて感染の可能性がありますし、保冷剤など他に冷やす手段があるからです。 「キャベツ湿布」は、昔は行われていた方法ですが、現在は野菜に付着する菌で感染のリスクも考えられるため、行われなくなりました。 キャベツが冷たくなくなった後の匂いが、鼻について離れないという声もお聞きします。 家にある保冷剤やタオルなどで冷やしましょう。…

忙しい育児中でも簡単!出産後の垂れやしぼみを防止する3つの方法

妊娠すると乳腺の発達に合わせて胸のサイズも大きくなりますが、サイズが大きくなった胸も授乳期間を終えると元の大きさに戻っていきます。しかし、大きさが元に戻っても、胸の形、ハリには妊娠前と同じ状態には戻らず、むしろ「胸が垂れた」「ハリがなくなった」「しぼんだ」と感じている人が多いのではないでしょうか。 妊娠中・出産後の胸の状態 個人差はありますが、妊娠中は2カップから3カップ胸のサイズが大きくなる人が多いと思います。妊娠中に大きくなった胸も、一般的には出産後に授乳を始めると少しずつ元の大きさに戻っていくようです。 妊娠中に急激に胸が大きくなるのと同時に胸の皮膚も伸びていきますが、授乳期間が終わって胸の大きさが元通りになっても、伸びてしまった皮膚は元通りになりません。胸の大きさに対して皮膚が余っている状態になってしまうので、残念ながら胸にハリがなくってしまうのです。 私の場合、産後1カ月で母乳が出なくなり、授乳期間はすぐに終わってしまいました。妊娠中に発達した乳腺が急激に活動しなくなったので、胸はあっという間にハリがなくなり、しぼんだように感じました。 そんな胸の状態が気になっていたものの、初めての慣れない育児にかかりきりで、自分の体のことを気にかける余裕がありませんでした。 ですが、やはり女性である限り少しでも形が良くて、ハリのある胸に戻したいと思い、胸の垂れやハリのなさを防止するために行ったことがあります。育児中はなかなか時間が取れないと思うので、簡単にできるような方法を3つご紹介します。 1.「馬油」で胸を保湿する 皮膚が乾燥するとハリがなくなってしまうので、時間があるときは保湿をしていました。授乳期間中に保湿クリームを使うと赤ちゃんの口に入ったときによくない気がしたので、産院ですすめられた「馬油」で胸全体と首回りなどを保湿するように意識していました。 時間に余裕があるときには、保湿した後に胸周りをなでるようにして軽くマッサージしていました。授乳中の胸は敏感なので、強くマッサージせずに、やさしくなでるようにマッサージしたほうがいいと思います。 2.状況に合ったブラジャーを使う 妊娠中には胸が大きくなり、パンパンに張ってしまう人も多いと思います。 私も妊娠中には、触ると痛いほどに胸が張ってしまっていました。そのため、胸周りが楽なになるようなブラトップキャミソールなどの下着を使い、出産後もブラトップキャミソールを使っていたのです。 妊娠中は良かったのですが、産後1カ月で母乳が出なくなり授乳期間が終わると、あっという間に胸のハリがなくなってしまったので、「もっと早めにブラジャーをつければよかった」と今は後悔しています。結局、産後6カ月ころに精神的に余裕が出てきて、「ちゃんと今のサイズに合ったブラジャーをつけよう」を決心して、新しいブラジャーを買いに行きました。 私の場合、ブラジャーをきちんと着用することで胸を正しい位置にキープすることができ、胸の垂れを防止できるようになりました。 ホールド力がないブラトップでは、胸がどんどん横に流れたり、垂れたりする原因となります。 もし、出産後にずっとブラトップを使っていて、胸の垂れやハリのなさが気になっているのであれば、早い段階でブラジャーに変えることをおすすめします。 また、妊娠・出産・授乳中で胸のサイズは変わっていくので、半年に1回はサイズを測って、その時の胸の状態にあったブラジャーを選ぶと、胸の垂れ防止に効果的だと思います。 私は授乳期間が終わっていたので通常のブラジャーを買いましたが、授乳中であれば授乳専用のブラジャーを買いましょう。授乳中なのに通常のブラジャーを使用してしまうと、胸を締め付けしまって乳腺に悪影響を与えてしまうかもしれません。 また、授乳用ブラジャーは授乳しやすいように機能的なデザインになっているので使いやすいと思います。しっかり胸をホールドしてくれるワイヤータイプの授乳ブラジャーも、ワイヤーが苦手な人用にノンワイヤーの授乳ブラジャーもあるので、好みに合わせて選んでくださいね。 3.姿勢を正す 育児中は、オムツ替えや抱っこなど前かがみになることが多いものです。 この前かがみの態勢は、胸周りの血流が滞る原因となります。血流が悪くなると、代謝が悪くなることで、胸周りのハリがなくなってしまうのです。 「今、姿勢が悪いな」と思ったら、背筋を伸ばして姿勢を正して、胸周りの血流をよくしましょう。 とても簡単なので、気づいたときにやってみてくださいね。 簡単な方法から始めてみてください。 育児中は忙しくて、自分のために使う時間は限られているので、簡単に実践できる3つの方法をご紹介しました。 簡単な方法でも、継続していると胸の垂れやハリは違ってくると思うので、ぜひ試してみてくださいね。

妊娠時に胸が痛いのはいつまで続く?おすすめの対策も紹介

妊娠時には胸の張りや痛みなどの症状がみられます。痛みの出方や程度には個人差があり、痛くて辛いと感じる人もいます。 私も妊娠初期には胸の張りと痛みを感じ、とくに脇の下が張って痛かったと記憶しています。妊娠期間中にずっと痛かったわけではなく、痛いのは妊娠初期で、妊娠後期は胸が痛いというよりは胸が大きくなって重いという感覚でした。 一般的には、妊娠時の胸の痛みはいつまで続くのでしょうか。胸の痛みに対してのおすすめの対策についても説明していきます。 妊娠時の胸の痛み 妊娠時の胸の痛みの症状と原因について説明していきます。 妊娠時にみられる胸の症状 妊娠時にみられる胸の痛みには、乳房痛、乳房の張り、乳頭痛などがあります。胸が張って痛い場合や、押さえると胸が痛い、歩いたり走ったりの振動で胸が痛い、下着に乳頭が擦れると痛い、乳頭にチクチクするような痛みがあるなど、痛みの出方や程度は人によってさまざまです。 妊娠時にみられる胸の痛みの原因 妊娠時には女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌が増加します。妊娠時にみられる乳房の張りや痛み、乳頭痛などの症状は女性ホルモンの分泌の変動やバランスが関わっていると考えられています。 妊娠時に胸が痛い症状が続く期間 胸が張って痛いと感じるのは、妊娠初期が多いようです。妊婦のマイナートラブルの種類と発症率を調査した研究では、胸の張りを感じたと答えた妊婦は妊娠初期が中期・末期よりも多い結果となっています。初期よりは少ないものの、妊娠中期でも約70%、妊娠末期でも約60%の妊婦が胸の張りを感じている1)ので、妊娠初期や中期まで胸の痛みを感じる人もいれば、妊娠期にわたって胸の痛みを感じる人もいるということが推測されます。 妊娠期の胸の変化と胸の痛み 妊娠期には胸の変化が見られます。妊娠12週前後に乳房は急激に発育し、16週までは徐々に乳房が増大します。妊娠16週から24週の中期に入ると変化はほとんど見られなくなります。その後、妊娠24週を過ぎて、28週、32週頃に急激に乳房が増大します。2) 胸が痛いという症状がある人の口コミを見ていると、妊娠初期に胸が痛い症状がある人でも、 「妊娠4〜5カ月を過ぎたころからはあまり気にならなくなった。」 「胸の痛みや張りは安定期を過ぎるとなくなり、出産前にまた痛くなった。」 という人もいました。妊娠中の胸の変化があまり見られない妊娠4〜6カ月ごろになるといったん胸の痛みが落ち着き、その後、再び急激に乳房が増大する出産前の時期に胸の痛みがぶり返す方もいるようです。 妊娠時に胸が痛いときの対策 胸の痛みに対する対策は以下のことが有効であるといわれています。 胸の変化に合ったブラジャーを身に着ける 妊娠期には妊娠初期から出産にかけて著しい胸の変化が見られます。その時期の胸にあったブラジャーを身に着けましょう。乳房が垂れ下がるような状態になると痛みを感じやすくなるため、締め付けず、かつ、支える機能のあるブラジャーがおすすめです。妊娠時は肌が敏感になっている時期でもあります。ブラジャーは肌に直接触れるものですので、素材にも注意して肌に優しいものを選ぶとよいでしょう。 生活習慣の改善 妊娠中のマイナートラブルの苦痛度と生活習慣を調査した研究では、妊娠中の身体症状の苦痛が低い人は苦痛が高い人よりも睡眠が十分にとれていて不安感が低かったという報告があります。また、喫煙をしていない、朝食をとっている、間食が適切である、就寝時間・起床時間が規則正しい、運動をしている人の方が身体的な苦痛が低いという結果でした。毎日決まった時間に寝起きして十分な睡眠をとり、適度な運動を行う、規則正しい生活をすることが胸の痛みを含む妊娠時の身体症状の緩和を期待できるといえるでしょう。 妊娠中の胸の痛みを含むマイナートラブルは、仕事をしていない初産婦で多いことが報告されています。一方で、仕事をしていない人でも、マタニティスイミングなどの適度な運動や妊婦同士の交流などを行っている人は仕事をしている人よりもマイナートラブルが少ないという報告もあります。1)妊娠期には適度な運動や社会的な交流を行う時間を持つことも有効といえるでしょう。何もすることがない時間が長いと身体の不快な症状も気になってしまうようです。 1)新川治子ら 現代の妊婦のマイナートラブルの種類,発症率及び発症頻度に関する実態調査 日本助産学会誌 J. Jpn. Acad. Midwif., Vol.…

妊娠中に胸の張りがなくなった!もしかして、流産!?

妊娠初期から胸が張り、大きく、パンパンに膨らんでいた私のバスト、でも、ここ最近急に胸の張りがなくなった!これってもしかして、流産!? 胸の張りがなくなった いつもとは違うタイミングで胸が張り始めました。 生理不順、排卵がずれているだけかな〜と思っていたら、まさかの妊娠発覚! 胸の張りは痛かったり、乳首がチクチクかゆかったりするけれど、望んでいた妊娠なので赤ちゃんのご対面が何より待ち遠しい! でも、妊娠4ヶ月目になり、急に胸の張りがなくなったのです! 流産かも!? あわてないあわてない、一休み一休み、一休さんが言っていましたね。 ネガティブに考えすぎるのは身体に良くありません。流産かどうかはさておき、まずは流産の兆候について確認してみます。 腹痛 不正出血 お腹の張り つわりが急に軽くなる 基礎体温が下がる お腹が冷たくなる 流産の兆候については上記のような症状が起きると言われています。また、流産の確率については、20代で約10%程度、30代前半で約15%程度、30代後半で約20%程度、40代以上で40%以上の確率です。 でも、あれ? 流産の兆候に、胸の張りがなくなった、という症状はありませんね!? 先輩妊婦さんの場合 そうはいっても、いきなり胸の張りがなくなるなんて、少し心配です。 お腹の中の赤ちゃんは元気に育っているの!? ここで、先輩妊婦さんの体験談をお聞きします。 9ヶ月妊婦です。 胸の張りは張ったり収まったりを今でも繰り返してますね。乳首だけたけに痛い日もあればまったく痛くない日もあるしって感じです。 https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋 私も初期からずっと張ったり張りがなくなったり、何度も繰り返しましたよ。中期以降はほとんど張りませんでした。 http://oshiete.goo.ne.jp/、教えて!goo 5ヶ月くらいから、急に胸の張りはなくなりましたよ、 ただ大きいだけで。 一番痛かったのは初期からしばらくの間、…

授乳中に起こる胸の張りやしこりの正体は?対処はどうするの?

授乳中に恐れられている胸の張りとしこりは、なぜ起こるのでしょうか。 繰り返す方もいらっしゃいますし、何の症状もない方もいらっしゃいます。 胸の張りとしこりの正体は何か、その対処方法についてお話します。 産後3日前後の胸の張りの正体は? 産後3日前後に起こる乳房の張りは、生理的な乳房の変化ですので、多くの方が体験するかもしれません。 このときに、しこりを感じる方もいらっしゃいますが、それほど多くはありません。 原因 この頃の胸の張りの正体は、母乳が作られる過程で起こる変化です。 産後間もなくは、妊娠中とは働きが違うホルモンが分泌され乳房に作用します。 その反応として胸が張るのです。 産後3日前後になると、胸の血管が青く浮き出ていることが多く、だんだんと胸が張ってくることがあります。 母乳は血液やリンパ液などからできていますので、それらが乳房にどんどん集まり、母乳を作る過程で胸を張らせるのです。 といっても、すべての方が胸の張りを感じるわけではありません。 また、中には乳房に石が入っているかのように硬く張り付くような胸になっていることがあります。 胸の張りの様子は個人差があります。 そして、胸の張り具合で母乳がよく出る、出ないの判断はできません。 いつまで続く? 産後3日前後の胸の張りは、しばらく続き、赤ちゃんが母乳をしっかりと飲めるようになったり、うまく搾乳ができると、産後9日目頃以降は落ち着いてくると言われています。 対処方法 対処方法としては、赤ちゃんに積極的に授乳することです。 乳輪部と乳頭部をつまんで母乳が何本か出てくるようでしたら、乳腺は開通しています。 今後開通する乳腺は増えてくるでしょう。 乳腺が開通していない場合は、乳輪部と乳頭部をつまむ、もみずらす、引っ張るなどしてほぐしましょう。 このとき、乳頭だけではなく乳輪部も合わせてほぐすのがポイントです。 石のように硬く肋骨に張り付いている乳房の場合は、乳房全体をゆっくりと肋骨からはがすように動かしてみてください。  何ヶ月かたった後の胸の張りやしこりの正体は? 産後間もなくの時期だけでなく、何ヶ月かたってからの胸の張りやしこりもあります。 原因 授乳を始めて何週間もたった後の張りやしこりの多くは、乳腺の詰まりや授乳間隔が長くあくことによって、母乳が溜まっていることによって起こります。 頑固なしこりは、乳房の張りはおさまったけど、しこりがなくならないということもあります。…

妊娠中、胸の大きさが左右で違う、母乳の出への影響はある?

妊娠中に左右の胸の大きさが違うことで悩む人は少なくはないようです。もともと胸の大きさは多少の左右差はあるものですが、妊娠中は胸が大きくなるため、左右差が出やすいことも影響しています。胸の大きさが左右で違うと母乳の出も変わってくるのでしょうか? 胸の大きさが左右で違う理由と母乳の出への影響についてみていきましょう。 胸の大きさの左右が違う原因とは 胸の大きさの左右差は個人によって異なり、左右とも同じくらいの人もいれば、左右で1カップ以上の差があり、見た目でわかるほどに大きさの違いがある人とがいます。そもそも胸の大きさがどうして左右で違うのでしょうか。考えられる原因についてみていきましょう。 もともとの胸の大きさに左右差がある 人間の身体は左右非対称ですので、多少なりとは、左右の胸の大きさの違いはあると言われています。妊娠すると胸が大きくなるので、左右の差が目立ちやすくなり、胸の大きさの左右差が気になることもあります。もともと左右の胸の大きさが1カップ以上違う人もいます。 胸の大きさの左右差がみられる理由としては、姿勢の非対称や利き手、心臓の位置の影響が言われています。 姿勢の非対称があると筋肉や脂肪の付き方が異なって左右差が生じます。利き手側はよく使うので筋肉が働く機会が多く、脂肪がつきにくいのに対し、非利き手側は動かす機会が少ないので脂肪がつきやすく胸が大きくなるということも言われています。心臓は胸のやや左側にあり、心臓を守るために左胸が大きくなりやすいということも言われています。 どれも、胸の左右差がみられる原因としてよく言われることですが、はっきりとした根拠は示されていません。 妊娠中の乳腺の発達の仕方 妊娠中には胸の乳腺が発達しますが、乳腺の発達の仕方に左右差があると胸の大きさの違いがみられます。 授乳の仕方の偏り 経産婦の方で授乳する際に、左右どちらかの胸に偏って授乳することが多かった場合には、赤ちゃんによく飲ませる方の胸で母乳がつくられやすくなって胸が大きくなります。あまり赤ちゃんが飲まない方の胸はだんだんと小さくなります。 私も、もともと妊娠前から左の胸の方が右の胸に比べて1カップ大きかったのですが、3人目の授乳を経て左右の胸の大きさの差が2カップに開きました。3人目の授乳時に、赤ちゃんの飲みやすさと自分の姿勢のとりやすさから左の胸でよく授乳していました。すると、よく授乳している左胸の方が母乳が出やすかったのか、右の胸をなかなか吸ってくれなくなりました。右の胸を最初に飲ます努力もしましたが、母乳の出が悪いのか赤ちゃんが泣いて吸ってくれず、結局は左の胸中心で授乳することになり、気づいてみれば2カップも左の胸が大きい状態となっていました。 胸の大きさと母乳の出の影響 胸の大きさは乳腺の発達に関連し、乳腺の発達は母乳の出に関連します。乳腺の発達している胸の方が母乳は出やすいとされています。乳腺が発達して大きくなった胸の方が母乳は出やすいということが言えるかもしれません。 胸の大きさの左右差と対策 妊娠中の乳腺の発達に左右差がみられてもおかしいことではありません。非対称な姿勢をとることをできるだけ避け、乳腺の発達が遅く小さい胸は、乳頭・乳房マッサージを行って母乳が出やすくなる準備をしておきましょう。 乳頭・乳房マッサージは妊娠経過によっては行わない方が良い場合もあるため、医師や助産師、看護師に確認してから行いましょう。胸の大きさの左右差があり、心配に感じれば、健診時に医師に相談しましょう。 授乳時には左右の胸を交互に同じだけ授乳を行うようにし、小さい胸の方から授乳するようにしましょう。 左右の胸で授乳に偏りが出てしまうと、授乳頻度が多い胸ではどんどん母乳がつくられて胸が大きくなり、授乳頻度が少ない胸は母乳がつくられなくなってだんだん小さくなってしまいます。 左右の胸を同じように授乳できるとベストですが、乳腺の発達の程度や乳頭の形、授乳時に赤ちゃんを抱っこする姿勢によって授乳しにくい側が出てきてしまう場合もあると思います。 そのような場合は、助産師や看護師に相談し、左右の胸から同じように授乳できるように工夫をしましょう。 授乳トラブルは早めの対策で左右の胸の大きさを維持 左右の胸で授乳頻度が違うと、あまり授乳ができていない胸にトラブルが生じることもあります。私の場合、左と比べて小さかった右の胸は母乳も出にくく、詰まりやすいということがあり、右胸は乳腺炎を繰り返していました。乳管の出口が開き切っておらず、詰まりやすい、母乳がつくられにくい、などの乳房トラブルがあって母乳が出にくくなり、授乳頻度が減るために胸の大きさが小さくなってしまうということもあります。左右の胸で授乳量が違うなど、些細なことでも気になることがあれば、左右の胸の大きさの差が大きくならないうちに早めの対策をとることがおすすめです。 1)イクシル 妊娠6カ月、胸の発達が左右で違う…母乳に影響は? Link 2)赤ちゃんの部屋 授乳のやり方で左右のおっぱいの大きさが変わる Link

胸が痛い!授乳中に起こる辛い乳腺炎の対処法とは

授乳中に乳腺炎で悩んだ経験を持つお母さんも多いのではないでしょうか? 乳腺炎になると乳房の痛みや腫れなどの身体的な症状だけではなく、いつもと違う乳房の状態への不安など、精神的なダメージも大きなものとなります。胸の痛みを抱えていると、赤ちゃんを抱っこすることさえ辛いこともあるでしょう。 今回はそんな辛い乳腺炎の対処法について、どのような方法があるのかを皆さんと一緒に勉強していきたいと思います。 まずは赤ちゃんに良く吸ってもらうこと 乳頭には数本の乳管が開いています。そのうちの1本の乳管が軽く詰まり、乳腺に母乳が溜まって腫れて痛いという初期の段階であれば、赤ちゃんに良く吸ってもらうことで詰まりがとれることもあります。 しこりができている部分に軽く手を添えて母乳の出を誘導することもよいでしょう。強く押さえると炎症がひどくなるので逆効果です。赤ちゃんに母乳を吸ってもらうときには抱っこの仕方にもポイントがあります。 授乳時に抱っこの仕方を変えること お母さんが授乳しやすい体勢や赤ちゃんのお気に入りの抱っこがあると思いますが、毎回同じ抱っこの仕方で授乳を行うと、一部の乳管・乳腺に母乳が残ったままとなり、乳腺炎を起こしやすくなります。 いつも乳房の同じ部分が腫れて痛みが出るという方は、詰まりやすい乳管があるのかもしれません。全ての乳管から母乳が出るように、横抱き・縦抱き・フットボール抱きなど、赤ちゃんの抱き方を変え、赤ちゃんがいつも同じ向きで乳頭をくわえることのないように工夫してみましょう。 乳房と乳頭のマッサージをする 産院の母親教室でも行われる乳房と乳頭のマッサージを行うのもおすすめです。 乳房の脇側や下側が張り付くように硬くなって、母乳の流れが悪くなる場合があります。乳房全体を包み込むように持ち、脇や下方から優しく剥がすように動かして母乳の流れを促しましょう。 また、乳頭をマッサージして乳管をしっかり開くことも大切です。乳頭をいろいろな方向から優しくつまんだときに硬い部分がある場合は、赤ちゃんの吸い癖や抱き方、乳頭の形などによって開きにくい乳管ができている可能性があります。 どの方向から乳頭を触っても柔らかい状態となるように、乳頭を優しくつまんでほぐすようにマッサージするとよいでしょう。乳管や乳腺を傷めないように強いマッサージは避けましょう。 マッサージの前に蒸しタオルで乳管を開きやすくする 乳房と乳頭のマッサージの前には、乳房と乳頭を蒸しタオルで温めると乳管が開きやすくなり、詰まりがとれやすくなります。蒸しタオルは電子レンジを使って自宅でも簡単に作ることができます。 ハンドタオルや薄手のフェイスタオルを水で濡らし、ビニール袋に入れてから、袋の口は縛らずに電子レンジで約50秒温めましょう。温めたら、タオルを広げて空気にさらし、手首で熱さを確かめて乳房と乳頭に当てます。温めた直後はタオルが熱くなっているので火傷に気をつけましょう。 食事内容の見直し 母乳はお母さんの食べたものでつくられるので脂肪分の多いものや甘いお菓子を食べると母乳がドロドロになって詰まりやすくなります。脂肪分が少なく、栄養バランスの良い和食中心の食事を心がけ、甘いお菓子やジュースは控えるようにしましょう。 ゴボウシを煎じで飲む 牛蒡子(ゴボウシ)とは漢方の生薬として用いられるゴボウの種です。ゴボウシと水を鍋に入れて30分ほど煮詰め、煮出した汁を飲むと乳腺炎によいとされています。ゴボウ茶とは別物で、お味は罰ゲーム並みの苦さです。 しかし、「良薬は口に苦し」ともいうように、飲むと乳管の詰まりがとれやすくなります。ゴボウシは漢方の生薬を取り扱っているお店で購入できます。煎じ方や飲み方は、乳腺炎の症状に使用したい旨を伝え、確認しましょう。効き方には個人差がありますので、飲んでも症状が変わらない、悪化するという場合は医療機関を受診するようにしましょう。 医療機関や助産院の母乳外来を受診する 赤ちゃんに吸ってもらっても、マッサージを行っても、食事内容を見直しても胸が痛い、腫れや赤み、熱感がひかない、熱が出てきたなどの症状がある場合は産婦人科や乳腺外科、助産院の母乳外来を受診しましょう。「胸が痛い。乳腺炎かな?」と思ってから、何もせずに放っておくと、あっという間に乳房の状態は悪化していきます。 病院では、助産師が乳房の状態を診る対応を行っていない場合は、乳腺炎の腫れや痛みを鎮める鎮痛剤や、炎症をおさえて母乳の流れを促すとされる葛根湯が処方されるだけのこともあります。 乳房がカチカチになって痛いなど、乳管の詰まりを一刻も早く解消したい場合や、自分のマッサージの仕方に不安がある場合は、助産師が乳房の状態を診る対応を行っている病院や助産院に問い合わせて受診しましょう。 助産院での乳房のマッサージは保険外の診療となり、費用も助産院によって異なるので、問い合わせ時に確認するのがおすすめです。

生後10ヶ月で卒乳!母乳の代わりに牛乳を与えもいい?

1歳を目前に、「そろそろ卒乳のことを考えないと・・・」と思っているお母さんもいらっしゃることでしょう。 生後10ヶ月頃に自然に卒乳したり、お母さんが卒乳に向けて働きかけてすんなり卒乳できたりすることがあります。 そんなとき、「母乳の代わりに牛乳を与えてもいいのかしら」「そもそも離乳食だけではだめなのかしら」と、母乳に代わる何かを与えるのか、与えるとしたら牛乳で良いのかと迷うお母さんは多いです。 ここでは、そんな疑問にお答えします。 生後10ヶ月で卒乳したときの母乳の代わりについてお話していきましょう。 生後10ヶ月の赤ちゃんの離乳食 生後10ヶ月の赤ちゃんは3回食になり、1日の栄養の約60%を食事から、約40%を母乳やミルクから摂っています。 月齢 1日の食事の回数 食事の割合 母乳・ミルクの割合 5-6ヶ月 1回 20% 80% 7-8ヶ月 2回 40% 60% 9-11ヶ月 3回 60% 40% 12-18ヶ月 3回とおやつ1回 80% 20% 次に、この頃の赤ちゃんの胃腸の状態をご説明します。 生後10ヶ月の赤ちゃんの胃腸の状態 この頃の赤ちゃんは、離乳食が順調に進み、離乳が後半から完了期になるにつれて、だんだんと消化能力も高まってきます。…