卒乳方法と夜泣きは関係ある?

周りの同じ年齢の赤ちゃんが卒乳したと聞くと、「うちもそろそろ卒乳しようかな」と考えている方や、「夜にぐっすり眠りたい」と思って卒乳を考える方もいらっしゃるでしょう。 でも、卒乳すると夜に目が覚めたときにどうやって寝かしつけようか、夜泣きが始まるでのはないかと、不安に思う方も多いかもしれませんね。 ここでは、卒乳方法と夜泣きの関係や夜泣き対策のお話をしますので、ぜひ参考にしてくださいね。 卒乳方法と夜泣きは関係あるのか? 夜に親子ともぐっすりと寝られる日を願って、卒乳を考える方も多いのではないでしょうか。 卒乳と夜泣きについては、たくさんの多様な体験談があります。 卒乳の方法と夜泣きについてどんなことが語られているのか整理してみましょう。 卒乳のパターン 一般的に下記の事柄について語られることが多いです。 卒乳後の夜泣き 一つずつ見ていきましょう。 卒乳後の夜泣き 「卒乳すると夜泣きがなくなる」「卒乳すると夜はぐっすりと寝る」といわれることがあります。 これまで夜泣きしていた子どもが、卒乳を機にだんだんと夜泣きがおさまってきたということです。 でも、反対に卒乳すると夜泣きが始まることもあるようですし、これまでと変わらない赤ちゃんもいるようです。 添い乳をやめた後の夜泣き 「夜に添い乳をやめたら楽だよ」と話されることも多く、寝ながら授乳をすることをやめたら、夜泣きはなくなるともいわれているようです。 添い乳をやめると、夜は授乳がなくなったという方と、泣いて大変だったという方がいらっしゃいます。 夜間の授乳をやめた後の夜泣き 夜間の授乳をやめたときの夜泣きが語られることもあります。 夜間の授乳は、添い乳も含まれますが、必ずしも添い乳だけではない場合があります。 これまでは夜に授乳するとそのまま寝ていた子どもが、夜の授乳をやめると乳房を吸うことができないので、再び寝付けなくなることがあります。 この場合は、もしかしたら「おっぱいが欲しいという泣き」かもしれません。 本当のところ、卒乳と夜泣きの関係はどうなのでしょうか。 様々な体験を整理してみると、どのパターンの卒乳にしても夜泣きがある場合と夜泣きがなくなる場合があるようです。 結局、個人差があり赤ちゃんによって違うということなのです。 やってみないとわからないのですね。 夜泣き 夜泣きとは、原因がわからない泣きことで、おむつや授乳などの原因がわかっている場合は、夜泣きとはいわないのです。 広く体験談を見たり聞いたりしていると、夜に泣くから「夜泣き」として話されていることもありますし、「おっぱいが欲しいという泣き」も「夜泣き」としている場合があります。…

妊娠中の痛い胸の張り。胸が張る仕組みと対処法を解説

妊娠中に経験する方も多い胸の張り。痛いと感じるほどに胸が張る人もいます。私も妊娠がわかる前には胸が張って痛い思いをした経験者の一人です。 妊娠したら胸が張るという情報は耳にしたことことがあっても、なぜ胸が張るのかということまではなかなか知る機会がないですよね。今回は、妊娠中に胸が張る仕組みと、痛い胸の張りの対処法について一緒に学んでいきましょう。 妊娠中の胸の張りの原因 妊娠中に胸が張るのは女性ホルモンの分泌の変化によるものです。女性の月経期→卵胞期→排卵期→黄体期からなる月経周期では、2つの女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌量の周期的な変化がみられます。 エストロゲンの分泌と作用 エストロゲンは、発育した卵胞から分泌されるホルモンで、卵胞ホルモンとも呼ばれます。月経が終わった後から排卵前にかけてと、排卵後から月経前まで分泌量が増加します。 エストロゲンは女性らしい身体をつくるホルモンで、以下のような作用を持っています。 排卵と妊娠の準備のために子宮内膜を厚くする 肌のツヤやハリをよくする 髪の毛のツヤをもたらす 骨粗しょう症の予防 動脈硬化の予防 記憶力を促す 基礎体温を下げる など… プロゲステロンの分泌と作用 プロゲステロンは、黄体(排卵後の卵胞)から分泌されるホルモンで黄体ホルモンとも呼ばれます。排卵後から月経前まで分泌量が増加します。 プロゲステロンは受精卵が着床する準備を整え、妊娠の継続をサポートするホルモンで、以下のような作用があります。 水分を身体に蓄える むくみが生じる 吹き出物ができやすくなる 基礎体温を上げる 胸が張る 精神が不安定になる など… 胸の張りが起こる仕組み 月経期から排卵後にかけては、プロゲステロンよりもエストロゲンの分泌が優位となる時期です。ちょうど月経前となるこの時期に胸の張りを感じる方も多いのではないでしょうか? 胸の張りがみられるのは、プロゲステロンの水分を溜め込む作用によって、乳房に水分が蓄えられ、むくみが生じた状態になるためということが言われています。 また、女性ホルモンの分泌はストレスの影響を受けて変化しやすくなります。疲れや睡眠不足、食生活の乱れなどがあると、エストロゲンとプロゲステロンの2つのホルモンのバランスが崩れ、胸の張りの症状がみられることもあります。1) 妊娠すると女性ホルモンが大幅に増加する…

一人目授乳中に二人目を妊娠したら胸は張らない?

「一人目を出産して授乳中に妊娠していたとしたら、胸の張りは起こらない?」と不安になる方がいるようです。 それというのも、授乳中にも胸が張る人と張らない人がいるからです。 授乳中に胸が張る仕組みとともに授乳中の妊娠で胸が張る症状がわかるのかどうかを考えていきましょう。 授乳中の胸の張り 妊娠するとプロラクチンの作用によって乳腺が発達し、胸が張り、胸の容量が大きくなります。出産後には母乳がつくられて生理的な胸の張りが起こります。胸の張りは、授乳すると一時的に軽くなりますが、時間が空くとまた胸が張ってくるということを繰り返します。 しかし、中には、胸の張りは感じないけれども、授乳すると母乳は出るというタイプの方もいらっしゃいます。このタイプの方は差し乳という表現をされることもあります。実際に私が出産のときに同じ病室だった方が「私、差し乳だから胸が全然張らない」とおっしゃっていました。 私自身は出産後、胸がキンキンに張って乳管が開かないという状態で、涙を流して痛みに耐えながら看護師さんの乳房マッサージを受けていたので、差し乳タイプの方をなんともうらやましく思った経験があります。ですが、差し乳タイプの方は、「胸が張らないから母乳が出ているか心配」という不安を持つこともあるようです。母乳が出る仕組みを確認するとともに、授乳中に起こる胸の張りについてみていきましょう。 母乳が出る仕組み 妊娠中は、エストロゲンやプロゲステロンが多量に分泌されており、母乳が出ることがおさえられています。出産直後から産後2日までの間は免疫にかかわる成分がたくさん含まれている初乳が赤ちゃんが吸わなくても分泌される仕組みになっています。 産後2〜3日後からはプロゲステロンが減少し、母乳の分泌される量が増えて母乳の成分も初乳のときとは変わります。出産直後から授乳を十分にしていれば胸は軽く張り、母乳の分泌量も増えてきますが、授乳や搾乳をしていない場合には腫れや痛み、熱感を伴って胸が張ります。出産後1週間授乳の機会がないと、母乳を分泌するプロラクチンの値は妊娠前まで低下して、母乳の分泌が止まってしまうこともあります。 出産後9日後以降は赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激で母乳が分泌され、授乳や搾乳で乳房から出ていく母乳の量の分だけ新たに母乳がつくられるという調整が行われるようになります。1) 授乳中に胸が張らずに心配な時は 授乳中では、授乳の間隔が少しでも長くなると、胸が張ってしょうがいないという方もいれば、胸の張りは感じないけれども赤ちゃんが吸えば母乳は出るという方もいらっしゃいます。「胸が張らないから母乳が出ていないかも」と心配になったときには自己判断でミルクを足さずに以下のことをチェックしてみましょう。赤ちゃんが母乳を十分に飲んでいるときのサインは以下のとおりです。 24時間に8回以上母乳を飲んでいる 24時間に6〜8回の色の薄い排尿がある 24時間に3〜8回の排便がある 赤ちゃんが授乳中にごくごくとおっぱいを飲んでいることが確認できる 赤ちゃんが次の授乳までに機嫌よく過ごしている 赤ちゃんが元気に過ごしており、肌の張りもよい 赤ちゃんが十分に母乳を飲んでいるときのサインに当てはまるかどうかの判断がつかない場合には、市町村の保健センターなどで1週間に1回程度赤ちゃんの体重を測り、体重が増えているかどうかをチェックすることもよいでしょう。2) 有料になりますが、赤ちゃん用の体重計のレンタルができる会社もありますね。1回ごとの授乳でどれくらい飲んでいるか気になる場合には、授乳の間隔が安定して空くまで、授乳前後に体重を測ってチェックすることもよいでしょう。出産した産院や助産院、保健センターなどで母乳相談もできます。専門家の具体的なアドバイスももらえますので、悩んだときには活用してみましょう。 授乳中に妊娠時の胸の張りはわからない 授乳中でも胸が張る人と張らない人がいます。妊娠しても胸が張る症状が出る人もいれば出ない人もいます。授乳中の胸の張りで妊娠しているかどうかを判断するのは難しいといえるでしょう。 妊娠しているときに授乳をしていると、赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激で胸が張りやすくなるということから授乳の中止を指導される場合もあります。過去の論文では、妊娠中に授乳していることと流産との因果関係は認められないので、妊娠したからといって授乳をすぐに中止すべきではないと示されています。ですが、妊娠中の授乳と早産との関係については今後の研究が必要であるとあります。3) また、母乳の量について興味深い研究発表がありました。千葉大学によると、母乳の分泌量に関与する遺伝子が発見され、母乳の分泌量はその人の生まれつきの個性であり、遺伝的に決まっていることがわかったとのことです。胸が張らない、母乳が出にくいとほかの人と自分を比べて落ち込むことはありません。人それぞれという情報をみんなが共有して理解し合うことが大切だと感じます。 1)NICU に入院した新生児のための母乳育児支援ガイドライン(解説編)日本新生児看護学会 日本助産学会平成 22 年…

どうして?対処方法は?授乳中の片方だけの胸の張り

授乳中に胸が張ることはよくありますね。 片方の胸だけが張ってしまって、不安になったという経験をした方もいらっしゃるでしょう。 片方の胸だけが張る原因は色々ありますし、両方全く同じ張りや大きさ、母乳の出かたをするお母さんの方が少ないかかもしれません。 片方だけの乳房が張る原因としては、母乳の飲み残しや乳腺の詰まり、乳房の反応が強い、乳腺炎が挙げられます。 ここでは、一つずつ原因と対処方法についてお話します。 母乳の飲み残し 原因 片方だけの乳房が張るときの原因としてまず考えられるのは、「母乳の飲み残し」です。 赤ちゃんが飲む量よりも多くの母乳が作られて、飲みきれなかった母乳によって乳房が張っていると感じることがあります。 この場合は、特に深刻な状態ではありません。 対処方法 乳房に残っている母乳を出しておく必要がありますので、搾乳をしましょう。 手で搾っても搾乳器を使ってもどちらでも大丈夫です。 次の授乳を待っても乳房がカチカチになることがない場合は、赤ちゃんのペースで母乳を飲んでもらいましょう。 次の授乳まで待てないほど乳房の張りが強い場合は、やはり搾った方が良いですね。 可能なら、授乳時間を長くしたり頻繁に授乳したりすると乳房の張りが良くなることがあります。 乳房の反応が強い 原因 乳首の形状が飲みやすい、母乳がよく出る、長い時間飲むことなどにより、乳房の反応が強くなり、その乳房だけによく張りを感じるという方もいらっしゃいます。 これらは関連していて、飲みやすいから長く飲むと、母乳もそれだけよく出る、また刺激を受けてたくさん母乳を作り、吸い付くとよく出るから長く飲み・・・と相乗効果で片方の乳房が反対側よりも張ったり、よく出たりすることがあります。 そうすると、反対側の乳房はそれほど飲みやすくないので、吸い付く時間が短くなったり、母乳量も程々の量しか出なかったりするのです。 両方の乳房が全く同じ張り方、同じ大きさ、同じ母乳量という方の方が少ないのではないでしょうか。 その意味では、片方の乳房だけが張るということは深刻な問題ではありません。 対処方法 特別な対処をする必要はありません。 でも、片方だけに張りを感じて左右の差が気になる場合は、張りを感じない方の授乳回数や授乳時間を増やすように心がけてみましょう。 赤ちゃんがそれほど吸い付いてくれない場合は、授乳が終わったら搾乳器や自分の指で乳頭を刺激しておくとよいでしょう。 搾乳の手技と同じです。 乳頭の刺激があればあるほど、母乳に関するホルモンが分泌されて、乳房が母乳を作るように反応していきます。 乳腺がつまりかけている…

妊娠中期に胸が痛いときに考えられることとは

妊娠中は女性ホルモンの分泌の変動によって、女性の身体は大きく変化する時期です。 お腹や胸、腰、肩など全身にいろいろな身体症状もみられます。妊娠中期の胸の痛みは何が原因で起こるのでしょうか。 妊娠中期の時期に起こる身体の変化と、胸の痛みがみられたときに考えられることについてみていきましょう。 妊娠中期とは 妊娠中期は、妊娠5〜7カ月(16〜27週)の安定期に入った頃です。つわりもおさまって、体調が落ち着く人が多い時期ですが、だんだんお腹や胸などが大きくなって身体が丸みを帯びてきます。赤ちゃんの胎動を感じるようになる時期でもあります。 妊娠中期にみられる胸の痛み 妊娠中期にみられる胸の痛みは、以下のことが考えられます。 妊娠による女性ホルモンの変動 胸の張りや胸の痛みの症状は女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌の変動が関係していると考えられています。妊娠が成立してから出産までエストロゲンとプロゲステロンの分泌は増加し続けるので、妊娠中期にも胸の張りや胸の痛みといった症状が見られます。胸の張りの症状は妊娠初期に自覚する方が多いですが、妊娠中期、妊娠後期にも見られます。 肋間神経痛や胸の筋肉の痛み 妊娠中期ごろには肋間神経痛や胸の筋肉の痛みで胸が痛いという症状が見られることがあります。妊娠中の乳房のトップ周囲値とアンダー周囲値の変化を調査した研究では、妊娠中期にあたる16〜28週ではアンダー周囲値が約5センチ大きくなるとされています。 アンダー周囲値が大きくなる理由としては、胎盤が完成し、赤ちゃんが大きく発育していく時期であるため、子宮が大きくなるとともに子宮底が上に上がり、胃や横隔膜が押されることが関係していると考えられています。1)胃や横隔膜とともに肋骨が押し広げられて胸の筋肉が引き伸ばされ、痛みが出ることや、肋間神経が圧迫されて痛みが出ることが考えられます。 お腹や胸が大きくなり、体形が変わることで姿勢のとり方も変化します。運動をする機会が減って筋肉量の減少や筋力が低下し、体勢を変えるときや動作開始時に胸の筋肉に負担がかかって痛みを誘発することもあります。 肋骨の骨折 妊娠中期には子宮が大きくなるとともに内臓や肋骨に圧がかかります。胎動も出てくる頃で、胎動の負荷も肋骨にかかります。骨粗しょう症などがあると骨折のリスクが高くなります。強く胸を打つなどのきっかけがなくても負担が重なって疲労骨折を起こし、肋骨にひびが入って胸の痛みが出ることがあります。 周産期心筋症などの心疾患 妊娠から産褥期にかけて、心不全の既往のない女性が心不全を発症し、心臓の機能低下をきたす周産期心筋症という病気があります。7割は産後の発症ですが、妊娠中期にあたる妊娠20〜27週にも3%が心不全を発症しています。2) 妊娠してから急に心不全を起こすこともあるので、心疾患から起こる胸の痛みには注意が必要です。心不全の症状は胸の痛みのほかに、息切れや咳、むくみ、倦怠感、動悸、体重増加などの症状が見られますが、妊娠中の変化としても見られる症状のため、心不全によるものか、妊娠によるものか、判断が付きにくいかと思います。 狭心症や心筋梗塞、心膜炎などの心疾患でも胸の痛みがみられることがありますので、気になる胸の痛みがあれば産婦人科や循環器内科、心臓血管外科などを受診しましょう。 帯状疱疹 水疱瘡にかかったことがある人は、帯状疱疹ウイルスが神経に潜んだ状態です。何らかの誘因によって、潜んでいた帯状疱疹ウイルスが活性化すると帯状疱疹を発症します。肋間神経に帯状疱疹ウイルス入り込むと、赤い発疹や水泡が胸の神経が走っている部分に沿って帯状に出現し、ピリピリとした痛みが生じます。 帯状疱疹の治療は抗ウイルス薬が用いられますが、妊娠中の服用については十分に医師と相談する必要があります。 逆流性食道炎 胃液や胃の内容物が食道に逆流して、炎症が起こり、食道がただれたり、潰瘍ができたりします。妊娠中期には子宮が大きくなる影響で胃に圧がかかり、食道への逆流が起こりやすくなります。胃酸の酸っぱい液が口まで上がってくる場合や、胸やけ、胸の痛み、げっぷ、喉の違和感などの症状が見られます。妊娠時には、つわりの症状と区別がつきにくいですが、いつもとは違う気になる症状があれば、かかりつけの産婦人科に相談するか消化器内科を受診しましょう。 胸のしこり 乳腺が発達して症状が出る乳腺症や乳腺炎、胸の良性のしこり、乳がんなどでも胸の痛みが出ることがあります。 1)新川治子ら 現代の妊婦のマイナートラブルの種類,発症率及び発症頻度に関する実態調査 日本助産学会誌 J. Jpn. Acad.…

胸が張らないのに妊娠している可能性があるかを検証

生理前の時期にいつもはある胸の張りの症状がない場合や、なかなか生理が来ないけれども妊娠初期にみられるはずの胸の張りの症状がないという場合に、「胸が張らなくても妊娠している可能性はある?」と不安に思う人がいるようです。 たしかに、生理前の時期にいつもみられるはずの症状がなかったり、予定日を過ぎても生理がなかなか来なかったりすると気になりますよね。 今回は、妊娠初期にみられる症状と、生理前にみられる症状を調査した研究の結果をまじえながら、胸の張りと妊娠との関係について考えていきたいと思います。 妊娠中にみられるマイナートラブル 胸の張りは妊娠初期にみられる症状のひとつとしてよく知られていますが、どれくらいの割合でみられるのでしょうか。 妊婦のマイナートラブルについての調査研究 妊婦623人のマイナートラブルの発症率と発症頻度を調査した研究では、妊娠初期の妊婦56人中、44人の78.6%が胸の張りがあると回答しています。妊娠中期の妊婦201人中では140人で70.4%、妊娠後期の妊婦366人中では223人で61.4%の妊婦が胸の張りを感じているという結果で、胸の張りの症状は、妊娠初期に高い頻度でみられるという傾向が得られました。1) 妊娠初期にみられるマイナートラブルとして胸の張り以外に多かったのは、以下の症状です。 易疲労感・全身疲労感(92.9%) 強い眠気(91.1%) 腹部の締め付け感(91.1%) 皮膚の乾燥(89.1%) 口渇(87.5%) 肩こり(85.7%) 吐き気(83.9%) おりものの増加(83.9%) 排便困難感(82.1%) 腹部膨満感(80.4%) 性欲減退感(80.4%) イライラ感(78.6%) 臭いに過敏になる(76.8%) 1) 研究から読み取れること この調査からみると、妊娠初期の妊婦の約8割が胸の張りを感じており、妊娠初期に胸の張りがある人の方が胸の張りがない人に比べて多いということがわかります。しかし、反対に言えば、約2割の方は妊娠初期でも胸の張りの症状を感じないということになります。 生理前にみられるマイナートラブル 妊娠初期には多数の人が胸の張りの症状があることがわかりました。では、生理前ではどうなのでしょうか。どのくらいの割合で胸の張りの症状がみられるかを研究結果から確認してみましょう。 生理前にみられる症状を調査した研究、その1 女子大学生185名を対象に生理前の症状を調査した研究では、胸が張ると回答したのは全体の32.4%でした。そのうち、12.1%の人は毎月ではなく、2〜3か月ごとに胸が張ると答えています。 他にみられる生理前の症状としては、以下のものがあります。 イライラする(51.7%)…

妊娠中に片方だけ胸が張ることはある?

妊娠初期、妊娠後期には胸が張る症状がみられます。胸が張る症状は妊娠による女性ホルモンの変動によって起こり、母乳をつくる準備のために乳腺が発達することや、乳房への血液供給が多くなり、水分が蓄えられることで胸の張りが生じます。 妊娠中の胸の張りの症状が片方だけに限定してみられることはあるのでしょうか?左だけ、もしくは右だけ胸が張るという症状が起こったら、なぜ片方だけ?と不安にもなりますよね。今回は妊娠中に片方だけ胸が張ることはあるのか、不安になった時にどう対処すればよいのかについて確認していきたいと思います。 妊娠中に片方だけ胸が張ることはある 胸の張りには個人差があるため、妊娠中に片方だけ胸が張るということもあります。生理前に胸が張る時にも、片方だけ胸が張って痛むということもみられます。全員が両方の胸が張る、片方の胸が張るというように、症状が固定されているわけではなく、人によって両方の胸が張ったり、右が強く張ったり、左だけが張ったりします。 左右の胸の大きさに多少なりとも違いがあるように、人間の身体は左右差があるものです。乳腺の発達の仕方や乳腺の詰まりやすさなどにも左右差はあり、胸の張りの症状の出方が左右で異なることもあります。 胸が張る側と胸のサイズとの関係 私は普段、生理前には右の胸が張りやすいのですが、妊娠初期のまだ妊娠が判明していない時期に、普段より強い胸の張りを感じたのも右の胸でした。出産してからは三人の子どもの授乳中に乳腺炎に繰り返しかかったのですが、三回ともすべて乳腺炎になったのは右の胸でした。 実は左右の胸の大きさを比較すると、サイズが大きいのは左の胸なのです。胸が大きい方が乳腺もたくさん発達していそうですし、張ったり、詰まったりしそうなものですが、なぜか、張ったり、詰まったりとトラブルが多いのは小さい右の胸でした。 胸が大きいからといって胸が張りやすい、詰まりやすいということはないようです。胸のサイズとは関係なく、胸が張りやすい側があるようですね。 片方だけ胸が張って不安になったら 妊娠中にみられる胸の張りの症状として、胸が張って痛い、乳頭が痛い、乳房がズキズキ・チクチクする、脇が痛いなどの症状がありますが、片方だけにみられる場合もあります。 もし、片方だけ胸が張り、不安になったときには、妊娠の診断を受けた後であれば、かかりつけの産婦人科に受診、相談するとよいでしょう。不安なまま過ごしていてもストレスになりますので、かかりつけの産婦人科がある場合には電話でまず症状を相談してみるのもよいですね。 片側だけ胸が張る症状で考えられること 妊娠がまだわかっていない状態で、片方の胸だけ張って気になるという場合は、産婦人科や乳腺外科を受診し、相談するとよいでしょう。なかには、妊娠中に片側だけ胸が張って痛み、高熱が出るという症状で産婦人科を受診すると、乳腺炎だったという例もあるようです。珍しい例ですが、妊娠中でも母乳を出す準備が整っていれば乳腺炎になる可能性もあります。1) 他にも、妊娠中であっても乳腺症や乳腺線維腺腫、乳がんなどがみつかることもあります。妊娠中であっても、胎児を診るためにも使用されている超音波検査(乳腺エコー)や細胞診・針生検などは、放射線による被ばくの影響を受けずに検査することができます。マンモグラフィ検査は放射線を使用しますが、必要であれば、腹部を保護して受けることもできます。 妊娠中に片方の胸の張りとしこりなどの気になる症状を見つけたら、かかりつけの産婦人科、乳腺外科や乳腺外来を受診し、相談しましょう。2),3),4),5) 胸の張りをおさえる食事と生活 妊娠すると女性ホルモンの働きで乳腺が発達し、母乳をつくるための準備が整えられます。女性ホルモンの分泌のバランスが崩れることや、血流が滞ってむくみにつながると胸の張りが強くなることもあります。妊娠中でも乳腺炎になる例があるように、母乳の源となる血液がドロドロになると乳腺のトラブルにもなります。ホルモンバランスやむくみ、血液の状態を良くする食事と生活を心がけましょう。 胸の張りを抑える食事 肉・魚・卵・大豆などのたんぱく質で主菜を、ビタミンが豊富な野菜や果物、ミネラルや無機質、食物繊維が豊富な海藻やきのこを使って副菜を、乳製品からカルシウムをとり、米などの穀物を主食として栄養バランスの良い食事をとるように心がけましょう。脂質や甘いものは摂り過ぎると血液がドロドロになって乳腺が詰まり、胸が張りやすくなります。甘いお菓子も控えたいですね。 また、油をたくさん使う調理方法は避けて焼く、蒸す、煮るなどの工夫をするのもよいでしょう。塩辛いものは食べると身体のむくみを起こすので、塩分も控えましょう。6) 胸の張りを抑える生活 ストレスを抱えていたり、睡眠不足であったりするとホルモンバランスが崩れやすくなり、胸の張りが強くなることもあります。お気に入りのリラックス法や適度に身体を動かすことでストレスをうまく対処しましょう。 適度に動くことは血流を良くし、むくみの予防にもなります。妊娠中、状態によっては安静にした方がよい場合もあるので、運動を行う前には主治医に確認すると安心です。 1)ゼクシィBaby みんなの体験記 めったにない出産前の乳腺炎! Link 2)日本乳癌学会 患者さんのための乳がん診療ガイドライン Link 3)メディカルプラザweb 乳がんプラザ 妊娠6ヶ月…

生理前は胸が張るのに妊娠前には胸が張らないことってある?

胸が張るという症状は、生理前の症状としてよく聞かれる症状のうちのひとつです。そして、胸の張りの症状は妊娠初期の症状としてもみられることがあります。 妊娠初期の経験談として、「生理前の胸の張りよりも胸の張りが強いなと感じたら妊娠していた。」というパターンをよく見かけます。実は私もこのパターンでした。しかし、「生理前はいつも胸が張るのに、生理前なのに胸が張らないと思っていたら妊娠していた。」というパターンもあるようなのです。 生理前には胸が張るのに、妊娠前には胸が張らないということはあるのでしょうか?生理前と妊娠前の胸の張りの謎に迫ってみたいと思います。 生理前の胸の張り 生理前の胸の張りは、月経の前に精神的や身体的な不快・苦痛な症状がみられる月経前症候群(PMS)の症状のうちのひとつでもあります。 月経前症候群としての胸が張る症状 生活に支障きたすほどの月経前症候群の症状がみられる女性の割合は5.4%程度とされており、決して多くはありませんが、月経前に何らかの症状を抱えている人は日本の月経のある女性の70〜80%程度と言われています。1) 150種類以上もあるとされている月経前症候群の症状ですが、青年期女性の月経前症候群の実態を調査した論文では、月経前症候群の身体的症状として、「お腹が苦しい、不快感がある症状(81.6%)」の次に「胸が張る症状(64.8%)」の訴えが多かったという結果が得られています。月経前症候群でない人でも44.2%が「胸が張る」と答えており、2)多くの人が生理前の胸の張りを経験しているということになります。 私も生活に支障が出るとまではいきませんが、生理前に胸の張りの症状が出るうちの一人です。 生理前に胸が張る原因 生理前に胸の張りが起こる原因は諸説あり、はっきりとは解明されていませんが、月経前に症状が出て、月経が終わる頃には症状が和らぐため、女性の月経周期における女性ホルモンの分泌の変動が関係していると考えられています。 今までは、生理前に胸が張る原因として、排卵が起こってから月経までの黄体期にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の二つの女性ホルモンの分泌量が増えることや、月経前に身体に水分や塩分が蓄えられやすくなることが考えられていました。しかし、最近ではそれらの原因だけでは胸の張りを含め、生理前にみられる身体的な症状を説明することはできないという考えにシフトしてきています。3) 最近の考え方としては、黄体期の後半にエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が低下することが、脳内のホルモンや神経伝達物質のセロトニンなどの分泌や作用に影響し、月経前症候群が起こることが言われています。脳内のホルモンや神経伝達物質は環境やストレスの影響を受けやすいので、女性ホルモンの分泌量の低下だけが月経前症候群の原因とは言い切れず、さまざまな原因が複雑に作用しあって起こるとされています。1),3) 妊娠時の胸の張り 妊娠16週以降からは母乳がつくられるために乳腺が発達して胸が大きくなる時期です。4)この時期には女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの作用によって乳腺が発達して胸が張り、大きくなります。 では、妊娠初期はどうでしょうか。妊娠するとエストロゲンとプロゲステロンの二つの女性ホルモンの分泌量は増加します。胸が張る症状をはじめ、妊娠時にみられる様々な身体の変化は女性ホルモンの変動によって起こるとされています。 ただ、生理前に胸の張りを感じる人もいれば、胸の張りを感じない人もいるように、妊娠前の胸の張りの症状の出方にも個人差があります。そのため、全員が妊娠前の胸の張りを感じるわけではないようです。 生理前の胸の張りと妊娠時の胸の張り 生理前の胸の張りも妊娠時の胸の張りも、女性ホルモンの分泌の変動が関連しています。女性ホルモンの分泌量は人によっても差があり、エストロゲンとプロゲステロンの分泌の割合や変動の仕方も人によって幅があります。月によっても胸の張りが強く出る月やあまり胸が張らない月もあるでしょう。 私は妊娠している場合には、妊娠がわかる前の妊娠初期に胸が強く張るのですが、「もしかして妊娠?」と思うほどに胸が張ったときでも妊娠していなかったということもありました。胸の張りの症状も常に同じではなく、その時々によって差があるようです。 ですので、生理前に胸が張るから、妊娠前にも胸が張るとは必ずしも言えず、生理前に胸が張って、妊娠初期には胸が張らなかったというパターンもあり得そうですね。 生理前や妊娠初期に胸の張りが強く出る場合に考えられること 生理前や妊娠初期に胸の張りや痛み、しこりが触れるなどの症状が強くみられるときには、乳腺症や乳腺炎など、定期的な受診が必要である場合もあるので知っておきましょう。 乳腺症 生理前から月経にかけて胸の張りが強くなる、痛みがある、しこりが触れる、乳頭から分泌物が出るなどの症状がみられる乳腺症という症状があります。 乳腺症は女性ホルモンの変動によって起こる生理的な現象であり、乳腺症と診断されたからと言ってすぐに治療をしなければならないわけではありません。しかし、なかには乳がんのリスクが隠れていることもあるので、30歳以上の方や医師が必要と判断した場合には精密検査と定期的な受診で経過観察を行うことが必要です。 生理前の胸の張りが強く、気になるという場合は乳腺外科を受診しましょう。5) 乳腺炎 乳腺炎は授乳期の女性にみられる乳腺の炎症ですが、まれに、妊娠初期でも乳腺炎となる場合があるようです。胸の張り、痛み、熱感、赤み、発熱、腫れなどがみられたら、産婦人科や乳腺外科を受診しましょう。放っておくと悪化するので乳腺の炎症をおさえ、乳管の詰まりをとることが必要です。 生理前の胸の張りを和らげる方法…

ハリとツヤのある私のFカップバストが卒乳後に…

バストの形や大きさが変化してお悩みではありませんか? 女性の体は妊娠、出産、そして授乳期を経て大きく変化していきます。特に胸に関しては、垂れる、形が崩れる、デコルテが痩せてしまう、など色々なお悩みがあると思います。 しかし、いつまでも美しく在りたいと願う女性は多いはずです。時を経て変化を続けていくバストとの正しい付き合い方とは? 完全母乳から断乳後、突然のバストダウン 私は元々Fカップほどあり、洋服を選ぶ際は、太って見えないようにするなど気を使っていました。しかし、着る洋服のサイズや形は慎重に選んでいても、下着については大体のサイズで合わせて適当に着けていました。Fカップのブラは実際少ないです…。 そのため、横からはみ出してしまう、すぐにズレてしまうなど、フィットしていない感覚がありました。それでも、その時はあまり気に留めていませんでした。 そんな思春期のころからコンプレックスだった胸に、妊娠と出産を経て、また新たな悩みが出てきたのです。 私は20代半ばで初めての妊娠、出産をしました。 妊娠中には胸が張り、太ってしまったこともあり、Fカップバストはさらにサイズアップしました。 張りが強く、下着の締め付けが苦しくなってきたのでファストファッションブランドでノンワイヤーのゆるいブラジャーを探し、妊娠期間中から産後の授乳期まで身に着けていました。 出産直後は外出することも少なく、ひどい時には下着を身に着けないときもあったほどでした。 子供は完全母乳で育てていたので、当時はいかに楽に授乳できるか、ということばかりを考えていました。 そして、出産から1年後に断乳することに決め、その後1ヶ月程で全く授乳が必要なくなりました。 授乳のつらさから解放され喜んだのはつかの間でした。 断乳後の胸の状態はとても悲惨なものでした。胸自体がしぼんで垂れてしまっているうえに、デコルテ部分がげっそりと痩せてしまい、とても貧相になってしまいました。 元々はFカップのハリとツヤのあったバストだっただけにショックも大きかったです。 なぜ、胸は垂れてしまうの? 断乳後にいきなり胸がしぼんで、形が崩れてしまったのはなぜでしょうか。その原因は妊娠期間から断乳するまでの体の変化や生活習慣にありました。 4つの原因 胸がサイズアップし、皮膚が伸びた 乳腺が元に戻りしぼんだ 授乳時の体勢 サイズの合わない下着を着けていた 女性の体は妊娠すると、出産後の授乳に備えて乳腺が急激に発達します。 そのため、胸が張り、サイズがアップすることがありますが、授乳を終えると乳腺は元に戻ってしまい、サイズアップした時に伸ばされた皮膚だけが残ってしまいます。 授乳期の胸へのダメージも原因のひとつです。授乳する際に、赤ちゃんに下向きに引っ張られることや、添い寝をしながら行うことで、形が崩れてしまいます。 また、サイズの合わない下着を付ける、下着を身に着けていないということで、クーパー靭帯と呼ばれる乳房を支える組織が伸びてしまいます。その結果、胸が垂れてしまうのです。 補正下着で体形のお悩み解消 垂れてしまった胸を元に戻すことはできるのでしょうか。マッサージや筋トレといったボディメイクも効果的ですが、子育てに忙しいママには継続して行うのはハードルが高そうです。できるだけ時間をとらず、手軽にできるものはないものか。 そこで、おすすめなのが補正下着です。補正下着とは、年齢と共に変化する女性の体をサポートしてくれるものです。…

母乳が出ない?粉ミルクでも愛情たっぷり、すくすく育っています

母乳が出なくても良いじゃない。完全母乳育児?母乳神話は気にしない。だって、うちの子は他の子よりも私のたっぷりの愛情を注いでいるんだから! 母乳で育てたいけど母乳が出ない 母乳が出ない原因は? 母乳育児には母乳の栄養素やアレルギー予防、ママへの愛情などの様々なメリットがあるのは十分にわかっています。しかし、母乳が出ないのです。完全母乳で育てたい、毎日おっぱいを吸わせているし、おっぱいマッサージだってした、それなのに母乳が出ないのはどういった原因や理由があるのでしょうか? 鉄分が不足しているのかも 母乳は血液からできています。普段から冷え性や貧血気味の人は鉄分不足に原因があるかもしれません。また、出産のときに出血が多かった人も鉄分不足が考えられます。レバーやひじき、豆乳やバナナなど、鉄分を補う食事を検討してみては? 血行が悪いのかも 体内の血の巡りが悪いと、母乳がうまく生成されない場合があります。肩こりや冷えようの人は朝起きた時に軽くストレッチ体操をすることを日課にしてみては? 乳管が詰まっているのかも 乳管がつまってしまうと母乳がうまく生成されず、おしくない母乳になります。そうなると、赤ちゃんは飲まなくなりますので、さらに母乳が出づらくなってきます。マッサージで乳管の詰まりをとってみては? 赤ちゃんの吸い付きが足りないのかも 赤ちゃんがおっぱいを吸うことで乳管が開き、刺激され母乳が出ます。出ないと思っていても、1日に10回くらいは授乳するようにしてみては? 乳首が陥没しているのかも 乳首が陥没していたり、扁平な形をしている場合、赤ちゃんはおっぱいを吸いづらいです。そのため、吸い付きが足りず、母乳が出ない原因になっているのかも? ママの体調が悪いのかも 母乳はママの体内から作られます。ママが睡眠不足だったり、十分に食事を摂れていなかったり、ストレスをためていると、母乳に影響を及ぼしているのかもしれません。 母乳が出ないのは悪いこと? よく聞く母乳神話 母乳が出ない原因は色々と考えられます。また、母乳が出ないママに向けた様々な商品が販売されています。しかし、完全母乳育児を諦めて、粉ミルクを飲ませることは悪いことなのでしょうか?あなたは、母乳神話に振り回されていませんか?どうやら、日本ではこの母乳神話が蔓延しているようです。 吸わせれば出るのにミルクを足すのは親の怠慢 ほ乳瓶の乳首だと子どもの性格が歪む スキンシップができなくて赤ちゃんがかわいそう 堀越英美、http://webmagazine.gentosha.co.jp/、「母親教」は究極のカルト集合体、文化系ママさんダイアリー 母乳神話がママと赤ちゃんを引き裂く 私も母乳が出ないことに対して、義母からの言葉がナイフで切られたかのように心を引き裂かれた経験があります。 しかし、母乳が出ないことがそんなにも悪いことなのでしょうか? 出ないもんは出ないんだよ 北斗晶、http://ameblo.jp/hokuto-akira/、出ないもんは出ないんだよ。、そこのけそこのけ鬼嫁が通る 北斗晶OFFICIAL BLOG…