妊娠中に胸のしこり!しこりが痛いときに考えられることとは

妊娠中は妊娠に関するトラブルしか起こらないと思っていませんか?妊娠中でも胸にしこりができることはあるのです。 しこりの原因は妊娠による乳腺の腫れや、乳房のしこりの症状で一番多くみられる乳腺症、良性の腫瘍、乳がんなど、さまざまです。原因によっては一刻も早く適切な治療を開始しなければならない場合もあります。 妊娠中の胸のしこりが痛いときに考えられることについてみていきましょう。 妊娠中にも胸のしこりってできるの? 妊娠中にも胸にしこりができることはあります。胸のしこりとは、乳房の組織である乳腺に、触ったときに硬く触れるものができることです。 胸のしこりは約80〜90%が良性1)のものと言われていますが、妊娠中に乳がんが見つかる例も決して少なくはありません。良性のしこりは触ると動き、弾力があるのが特徴です。 乳がんのしこりは触っても動かず、硬いのが特徴です。妊娠中でも超音波エコーなどの検査を受けることはできますので、気になるしこりを見つけたら自己判断はせずに、かかりつけの産婦人科か乳腺外科に相談しましょう。 妊娠中に胸のしこりがみられ、痛みがある場合に考えられること 妊娠中に胸にしこりがみられ、痛みもあるときに考えられることはどんなことでしょうか。胸のしこりがみられる症状や病気についてみていきましょう。 乳がん 乳がんは胸にしこりが触れ、乳房のひきつれや乳頭、乳輪部分のただれや湿疹、乳頭からの分泌物がみられます。リンパ節に転移した場合にはわきの下にしこりができることもあります。炎症性乳がんでは乳房が赤くなり、熱を帯びて痛みが出ることもあります。2) 乳腺症 乳腺症は女性ホルモンのアンバランスによって起こる生理現象であり、病気ではありません。胸のしこりや乳頭からの分泌物、乳房痛がみられます。 妊娠による乳腺の腫れ 妊娠すると女性ホルモンのバランスが大きく変動し、乳腺の腫れがみられることがあります。その腫れがしこりとなって触れ、押すと痛みが出ることがあります。 乳腺炎 乳腺に母乳が溜まったり、感染したりすることで乳腺に炎症が起こる乳腺炎は授乳期に起こることが多いですが、まれに妊娠中に起こることもあります。母乳が詰まって滞っている部分がしこりとして触れ、ズキズキとした痛みや熱感、腫れもみられます。 副乳 妊娠中に脇の下にしこりができて痛いことがあります。生まれつき、退化した乳房(副乳)が残っている人がいて、妊娠中のホルモンの変化によって副乳が腫れて痛みを生じることがあります。授乳期が終わればしこりや痛みは自然になくなります。 乳房の腫瘍 一般的には痛みは出ることは少ないとされていますが、まれに痛みがみられることもあります。 乳腺繊維腺腫 乳腺にできる良性の腫瘍の代表です。胸にしこりが触れることで発見されることが多く、しこりは弾力のあるものから硬いものまであります。しこりが急激に大きくなって乳房の大半を占める大きさまでなることや、まれに乳がんの場合のこともありますので、画像診断のみではなく細胞診も受けると安心です。良性であってもしばらくは経過観察が必要となります。3) 葉状腫瘍 胸にしこりが触れることで発見されることが多く、良性、悪性、境界型があります。急激に大きくなる場合が多く、再発を繰り返すと悪性になるリスクが高くなるため、手術で取り除きます。3),4) 脂肪壊死 乳房を強く打った数か月後に硬いしこりや乳房の凹みがみられます。3) 妊娠中に胸のしこりと痛みがみられたら 妊娠中にみられる胸のしこりについてみてきましたが、胸のしこりといっても色々な原因やしこりの種類があります。 私は妊娠中に、しこりのように胸が全体的に張って硬くなり、胸が張ることによって痛みが出ることを体験しました。胸が全体的に硬くなって、時期によって乳房の張りや硬さも変動していたため、妊娠による胸の張りという考えしかなく、乳房の腫瘍や乳がんといった病気を疑いもしませんでした。そもそも、妊娠中に乳がんになるという考えすらありませんでした。…

もしかして妊娠!?妊婦さんになると胸が張るの?

なんだか胸が張って、痛いしかゆい・・・これってもしかして妊娠してる?生理前の症状と似ている妊娠初期症状。先輩妊婦さんの体験をもとに性行為後の胸の張りについてまとめてみました。 胸の張りは妊娠の初期症状? 周囲の出産ラッシュに焦る気持ちが増すばかり、私も早く可愛い子ども欲しい! いつもと違う自分の身体の変化に敏感になり、ちょっとしたことでも妊娠を期待していまいます。 しかし、今回は明らかです。性行為をしてからすぐに胸が張り始めたのです。 これって、いわゆる妊娠の初期症状ですよね!? 先輩妊婦さんの場合 私は3回妊娠していますが 妊娠しても胸の張りはありませんし、微熱もありません。。 https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋 私は初期に胸が張ることはありませんでした。 最初はとにかく胸焼け、吐き気、食欲がない…といった症状が続きました。 胸が張るのは母乳の準備ができてからといった感じで、かなり妊娠後期だったと思います! https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋 2回妊娠して2回とも生理が来ないので検査薬して妊娠がわかりました。 胸の張りも、微熱も、頻尿も、全て皆無です。 https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋 え?妊娠しても胸が張らない人もいれば、妊娠直後じゃなくて、後になって張る人もいるの!? でも、胸が張るのって、妊娠の初期症状ですよね? 妊娠初期症状 胸が張る 強い張りや痛みを感じたり、乳首がチクチク痛んだり、胃が痛くなる場合もあります。 身体がだるい 横になりたいと思うほど、身体がだるく、腰に痛みを感じる場合もあります。 おりものに変化 おりものの量が増えてたり、色や匂いが変わったり、いつもと違うおりものの変化に気づきます。 便秘や下痢 妊娠すると胃腸に変化があらわれ、便秘や下痢になる場合があります。 味覚や嗅覚 自分の好きなものが不味く感じたり、今まで気にならなかった匂いを感じたりします。…

二人目妊娠時に胸が張らないのはよくあること?

一人目を妊娠した時には胸が張ったのに、二人目の妊娠時には胸が張らないという不安を抱えている妊婦さんが多いようです。 一人目妊娠時で胸が張った人でも、二人目妊娠時には胸が張らないことがあるのでしょうか。胸の張りが起こる原因と一人目妊娠後の胸の変化について触れながらみていきましょう。 妊娠時の胸の張り、一人目と二人目の違いとは 妊娠すると、妊娠を継続し、出産に向けて、身体の準備を整えるために、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が増加します。1) 胸の張りはこれらの女性ホルモンの分泌の増加が関係していると考えられています。しかし、胸の張りの症状には個人差があり、一人目妊娠時でも胸の張りをあまり感じない人もいれば、痛いぐらいに胸が張る人もいます。一人目妊娠時に胸が張ったからといって、二人目妊娠時にも必ず胸が張るというわけでもないようです。また、一人目妊娠後から生理前の胸の張りも感じなくなったというパターンもあるようです。 生理前の胸の張りが起こる原因は、月経周期の黄体期の後半に女性ホルモンの分泌が低下することや、環境要因が重なり合って脳内ホルモンや神経伝達物質の分泌や作用に影響するためだと考えられています。2)女性ホルモンの分泌の変動が絡んでいますが、それだけでは説明できず、生理前の胸の張りにおいても個人差があり、一人目妊娠後も胸の張りがある方、胸の張りを感じなくなった方、それぞれのようです。 二人目以降の妊娠では生理前の胸の張りがなくなることも 私自身は生理時よりも強い胸の張りが妊娠初期のサインと思っていたぐらいですので、妊娠初期には胸の張りを感じていました。しかし、三人目を出産後は生理前に、胸の張りが辛いと感じたことは一度もありません。というのも、出産するたびに胸がしぼんで張りがなくなり、もはや胸が張るということがないからです。 出産後の胸の変化も、一人目出産後に胸がしぼんでしまったから二人目の妊娠時には胸が張らないのでは?と心配する要因の一つとなっているようです。 出産後は胸の張りがなくなって小さくなる 二人目以降に胸が張りにくくなる要因の一つかもしれない出産後の胸の変化についてみていきましょう。 出産後は授乳の準備のために乳腺が発達し、胸の容量が大きくなり胸の張りも増します。しかし、産後3カ月ごろから徐々に胸の大きさが小さくなりだし、張りもなくなってきます。産後6か月たって授乳の機会が減るにしたがって胸の容量や張りはなくなり、胸がたるんだ、胸がしぼんだという表現が合うような胸の形になってきます。 私は、一人目出産後は、産後の胸の変化を恐れて下着を支える機能のあるものに変えたり、マッサージをしたりとケアを一生懸命していたので、妊娠前と比べたら少しサイズが小さくなったかなぐらいで、そこまで胸のたるみやしぼみを気にしたことはありませんでした。しかし、二人目、三人目と妊娠・出産・授乳を繰り返すたびに明らかに胸のサイズは小さくなってたるみ、皮膚がのしわが目立つようになりました。加齢による胸の変化も加わってのことだと思いますが、三人目出産後には生理前の胸の張りも感じることがなくなったのです。 二人目以降の妊娠時の方が授乳時の胸の張りは感じにくくなることも 妊娠初期の胸の張りは、一人目妊娠時でも、二人目以降の妊娠時でも個人差があるようですが、出産後、授乳時の胸の張りは、産後の胸の変化の影響もあって二人目妊娠以降の方が感じにくくなるようです。3) それは、妊娠、出産で胸の容量が増え、サイズが一気に大きくなり、再び元に戻るという変化を経験していることにあります。一度膨らませた風船がしぼんだときに、張りがなくなり、表面にしわができてしまうように、胸も一度大きくなってからしぼむと皮膚のたるみが出てしまいます。 それから、胸の形を保つ働きをしているクーパー靭帯が胸のサイズが大きくなった際に伸びてしまうことが関係しているといえます。クーパー靭帯は一度伸びてしまうと元に戻ることはありません。4) 母乳の出方に関しては、二人目妊娠時の方が一人目妊娠時より胸の張りが少なくてもしっかり出る人もいれば、下の子のお世話でゆっくり休む機会が得られず、疲れやストレスが溜まり、母乳が出にくくなる場合などさまざまなようです。 一人目の妊娠も二人目の妊娠も胸の張りは個人差がある 胸の張りと妊娠しているかどうか、母乳の出方については個人差が大きく、同じ人でも一人目妊娠時と二人目以降の妊娠時とで状態が異なります。一度経験していると、どうしても前回と比べたくなってしまいますが、自分の中だけで不安になることのないように、気になることがあればかかりつけの産婦人科に相談しましょう。 1)鶴川台ウイメンズクリニック 女性ホルモン検査でわかること3・妊娠から出産Link 2)甲村弘子 若年女性における月経前症候群(PMS)の実態に関する研究Link 3)ふわり助産院 経産婦Link 4)ワコール エイジングの鍵、クーパー靭帯とは?!Link

妊娠、出産後も胸の大きさを維持する対策とは

妊娠、出産で胸の大きさは変化します。妊娠すると授乳期に向けて胸の大きさは大きくなっていきますが、授乳期が終わると、今度は胸は小さくなっていきます。妊娠、出産による胸の大きさの変化は生理的な変化であり、避けて通ることはできませんが、少しでも胸の下垂やたるみを防ぎ、胸の大きさはできるだけ維持したいと思いますよね。 妊娠、出産での胸の大きさの変化と大きさを維持するための対策についてみていきましょう。 妊娠で起こる胸の大きさの変化 妊娠すると胸は大きくなります。妊娠前から比べると、妊娠10カ月の間に約2カップサイズが大きくなります。1)胸が大きくなるなり方は、胸の下部が横へ広がるように大きくなります。前へと胸のボリュームが出るのではなく、左右の乳頭の間は広がって、乳頭の位置は下がります。2)前へツンとハリのある理想的ボリュームアップの仕方ではなく、妊娠時は胸の下部が横に広がり、やや下垂する形で大きくなります。 妊婦体型の妊娠に伴う変化の研究の妊娠月数と胸の各項目の平均値の調査結果を見てみると、胸囲は妊娠2~3か月時から妊娠10カ月までの間に8.58㎝増大しています。上部胸囲の増大は4.12㎝であるのに対し、下部胸囲の増大は8.78㎝であり、胸の下部が大きくなっていることがわかります。 また、乳頭間隔は妊娠2~3か月時から妊娠10か月までに2.7㎝間隔が空き、首元から乳頭までの距離は1.32㎝長くなっています。左右の胸の乳頭が両側に開き、乳頭の位置が下へ下がることがわかります。 乳房の深さは妊娠6か月時にいちばん値が高くなり、それ以降は値が小さくなっていきます。乳頭高は妊娠5か月時がいちばん高く、妊娠2~3か月から妊娠10か月時まで増減し、妊娠10か月時には0.56㎝の増大となっています。乳房の厚みと乳頭の高さは妊娠期間中増減し、妊娠2~3か月から妊娠10カ月時の増大はミリ単位でわずかな増大となっています。このことからも乳房は前へと大きくなるのではなく、横へと広がることがわかります。 妊娠2~3か月 妊娠10カ月 胸囲 83.14㎝ 91.72㎝ 上部胸囲 81.40㎝ 85.52㎝ 下部胸囲 72.02㎝ 80.80㎝ 乳頭間隔 18.05㎝ 20.75㎝ 首元~乳頭までの距離 34.09㎝ 35.41㎝(妊娠6カ月時2.72㎝) 乳房の深さ 2.16㎝ 2.43㎝ 乳頭高 109.04㎝ 109.60㎝(妊娠5カ月時109.71㎝)…

産後クライシスの3つの予防策

産後クライシスをご存知でしょうか?産後、夫婦間の中が悪くなってしまう産後クライシスが深刻になると離婚してしまうことになりかねません。産後クライシスの原因と予防策をご紹介するので、参考にしてみてくださいね。 産後クライシスとは? 産後クライシスは、2012年にNHKが提唱した造語です。産後2年から3年以内に夫婦間の愛情が冷めてしまうことを意味しています。夫婦間の愛情が冷めて大きな溝ができてしまい、夫婦仲が改善されずに離婚になる場合もあるようです。産後うつは精神的不安定になって発症する病気ですが、産後クライシスは単に「夫婦仲が悪くなる」ことを指します。 産後クライシスの原因  睡眠不足、ホルモンバランスの崩れ、夫の育児不参加、育児への不安などが原因とされています。自分だけが頑張っているという状況に不満がたまって、夫にイライラをぶつけて夫婦仲が悪くなるケースも多いようです。 産後クライシスの予防策 1.産後の生活を共有する 夫婦仲が悪くなってしまう産後クライシスは、夫婦間の認識の違いからも起きます。女性は10カ月の妊娠期間中から母親としての自覚が芽生えますが、男性は出産後に一緒に暮らすようになって初めて父親としての自覚が出ることが一般的でしょう。ですが、出産後に少しずつ自覚が芽生えるのでは遅いなと思ってしまうのが本音ですよね。 私は里帰り出産する予定がありませんでした。一人目だったので、出産後すぐに夫婦で育児ができるように、産後の生活を予想して、誰が何をするのか家事や育児の分担を決めていました。妊娠中は私が家事のほとんどをやっていましたが、出産後はそうもいきません。そもそも産後は家事をきちんとできないだろうと考えて、産後の家事は最低限まで減らして、育児も分担しました。 親などのサポートなく夫婦2人で育児していくので、産後1カ月は料理をしなくていい(夫が買ってくる)、掃除もしなくていいことにしました。できるときにはやるけど、無理してやらないということを夫婦で確認しました。 出産後は赤ちゃんの生活リズムに合わせて暮らさなければならないこと、出産前と出産後の生活の違いなどを前もって共有しておくと、出産後は今までと同じではいられないと夫も自覚してくれるかもしれません。妊娠中から出産後の生活がイメージし、分担などをざっくりと決めておくと妻の負担だけが増えることを防ぐことができます。 2.やってほしいことを夫に伝える 「私ばかり大変で、夫は何もしてくれない!」と思う女性は多いですよね。男性は「具体的にこうしてほしい」と言わないと行動してくれません。中には気持ちを察して行動してくれる男性もいますが、一般的な男性は「具体的に言われなければやらない」人が多いです。ですので、やってほしいことがあったら具体的に伝えるのが一番です。 私も、「寝不足で倒れそうだから3時間寝かせて」と言ったり、「私が離乳食を作るから、オムツを変えて、食事の椅子を準備しておいて」など、「自分は○○するのに、○○時間がかかる。その間に、○○してほしい」など具体的な数字と行動を説明すると夫も納得していろいろとやってくれるようになりました。「やってほしいのにな」とモヤモヤしているだけでは精神的に疲れてしまうので、具体的にお願いするのがおすすめです。 3.里帰りしない 産後は自分の体もつらいし、赤ちゃんのお世話も大変なので里帰り出産する人も多いと思います。ですが、産後夫婦仲が極端に悪くなった周りの話を聞くと、「里帰りから帰ったら夫がなにもできなくてイライラする」という人が多いのです。 里帰り出産すると夫が赤ちゃんと接する時間はごくわずか。里帰り出産した期間分、夫と妻には育児のブランクができてしまい、父親の自覚も芽生えにくいです。なので、妻が里帰り出産から帰ってきても、育児の即戦力にはならないことが多いのです。特に一人目なら、親になるのは母親も父親も初めて。二人ともが初めての体験をお互いに試行錯誤しながらやることで絆が深くなると思います。 夫の勤務状態や体調によって難しい場合を除いて、基本は夫婦二人で子育てを頑張り、たまに自分の親や夫の親に来てもらうというのが理想のような気がします。 私の場合は、里帰りできない状況だったので夫婦2人で頑張ろうと妊娠中から話していました。結果的に、出産直後から夫と協力して試行錯誤しながら育児ができたことで、より絆が深まったと感じています。これは夫が家事全般でき、体力もあり、積極的にやろう、やれないこともやってみようという性格だというのは大きいかもしれません。 「産後の性格イメージを共有できない」、「やってほしいことを伝えてもやってくれない」という場合は、夫に期待するだけ疲れるので、夫以外に助けを求めるほうが精神的には楽だと思います。家事も育児もしない、夫は出産前と変わらない生活をし、変わらない家事を求めてくるという場合は、産後クライシスではなく夫に問題があるので精神的、体力的に追い込まれる前に離婚を考えたほうがいいでしょう。 産後クライシスを予防しよう 産後クライシスは誰にでも起こりうるものです。ですが、妊娠中から産後の生活を夫婦で共有したり、できるだけ夫婦2人が主体となって育児をすると、産後クライシスを予防でき、夫婦間の絆も深まるかもしれませんね。

胸が張って困った!授乳期の胸の張りの対処方法

授乳期の胸の張りに関しては、皆さん戸惑うことが多いようです。 張りに加えて、痛みを感じる方もいますよね。 「母乳を飲ませたいのに、胸が張ってうまく飲ませられない」「張りのあるときには、マッサージした方が良いのか、触らないほうが良いのかわからない」といった声もよくお聞きします。 初めての出産だと戸惑うのは当たり前です。 初めてではなくてもこの赤ちゃんとは初対面ですし、上のお子さんのときの胸の様子とは違うこともあるんです。 ここでは、授乳期の胸の張りについて、その原因と対処方法について私が関わったお母さん方のことも合わせてお話していきます。 胸が張る時期は色々ある 胸が張る原因は、産後の時期によって違います。 出産後に初めて胸が張るのを感じるのは、産後3日前後ではないでしょうか。 張りを感じて、みるみるうちに乳房の変化を遂げる方もいらっしゃいますし、反対にそれほどの張りも変化も感じないという方もいらっしゃいます。 経過は様々で、1人目と2人目以降の出産でも産後の乳房の変化が同じとは言えません。 ここでは、「産後3日前後の張り」「十分に母乳が分泌されている時期の張り」「卒乳・断乳のときの張り」に分けてその原因と対処方法をご説明しましょう。 「産後3日前後の張り」の原因と対処方法 原因 まずは、この頃の母乳の分泌の様子はどうなっているのかをお話しましょう。 乳房の中にある乳腺細胞という細胞は、血管のすぐ近くにあります。 その細胞が、血液中のタンパク質や白血球などの必要な成分を細胞内に取り込みます。 さらに、乳腺細胞が作る乳脂肪などの成分を加えて作られたのが母乳です。 これらの変化が起こっているときに、乳房が張り始めるとされています。 これらの変化は、産後には生理的な範囲で起こります。 作られた母乳を徐々に赤ちゃんが飲み、産後9日を過ぎると乳房の張りは落ち着いてくると言われています。 でも、乳房の張りやその感じ方は個人差も大きいものです。 対処方法 とにかく赤ちゃんに飲ませる 作られた母乳をそのままにしておくと、乳房の張りがもっと強くなる可能性があります。 そのときに作られた母乳は、できるだけそのときに吸ってもらうのがいいですね。 眠そうで吸う時間が短いときには、ほっぺや口元、手や足を刺激しながら起こしてみましょう。 飲ませられない場合は、母乳を出す(搾る) 赤ちゃんに吸わせることができない場合や赤ちゃんが吸ってくれない場合は、自分の手で搾り出すといいですね。 この時期、搾乳器では刺激が強すぎたりあまり搾れなかったりするかもしれません。…

卒乳でしこりができた!どうケアしたらいい?

卒乳は授乳中のお母さん方が気になることのひとつですね。 「卒乳のときにしこりができるということも聞くし、卒乳ってちょっと不安・・・」と感じている方も多いでしょう。 卒乳のときのしこりは、できる人とできない人がいます。 ここでは、卒乳のしこりの要因はどんなことが考えられるのか、卒乳のときに乳房にしこりができた場合の対処方方法についてお伝えします。 ぜひ、参考にしてくださいね。 卒乳のしこりの要因 卒乳のときにできる乳房のしこりはどんなことが要因となっているのかお話しましょう。 母乳の出かたによる 卒乳のときに、どれだけの母乳が出ているかにもよります。 たくさんの母乳が作られている時期で、赤ちゃんも1日に何度もたっぷりと飲んでいる状態で卒乳すると、しこりもできやすいと言えます。 卒乳時期による 母乳の出かたにも関連していますが、赤ちゃんが生後何ヶ月なのかにもよります。 生後半年未満、1年未満、1年以上、2年以上などそのときで、母乳を飲む回数や量が違ってくるからです。 母乳を飲む回数や量が多い時期だと、しこりができやすいです。 搾乳できるかどうかにもよる 搾乳が必要なときに搾乳ができるかどうかにもよります。 時間的な要素もあり、手技的な要素もあります。 どういうことかといいますと、あまりにも乳房が張ってきているけれど、時間がなくてなかなか搾乳できない、または搾乳をしたことがなく、どうすればよいのかわからなかったりやり方を知っていてもうまく絞り出せていなかったりすることがあります。 このようなときは、しこりができやすい状態です。 赤ちゃんの納得度にもよる 純粋な卒乳は、赤ちゃんが自然に母乳を飲まなくなることをいいますが、計画的に卒乳を進めていく場合、「いざもう母乳は終わり」となったときに、赤ちゃんが母乳を欲しがって乳房に触ったり吸ったりすることで、乳頭が刺激を受けてまた母乳を作ってしまうことがあります。 それによってしこりができる場合もあります。 しこりができたときの対処方法 しこりができたときの対処方法についてお伝えしましょう。 これからお話する方法を自分で一通りやってみても良いのですが、あまり無理しないようにしましょう。 気になるときやしこりが改善しないときには、医師の診察を受けたり助産師に相談したりしてください。 搾乳 程よく搾乳することが大切です。 時間をかけて搾ると逆効果になることがあります。 何度か搾乳してみて、しこりが小さくならない、硬さも変わらない、痛みもあるといった場合には、助産師に相談しましょう。…

10ヶ月での卒乳は早い?それとも大丈夫?

赤ちゃんが生後10ヶ月になり、「大きくなったなあ」とこれまでのことを振り返ると懐かしくなりますね。 生まれたての赤ちゃんの頃に比べると、ずいぶん身体も大きくなり動きも活発になっています。 離乳食も進みがスムーズだと3回食になっている赤ちゃんも多いのではないでしょうか。 また、1歳を目前に同じ年頃の赤ちゃんがいる仲間では、卒乳の話も出ているかもしれません。 ここでは、生後10ヶ月で卒乳することは赤ちゃんにとってどういうことか、良い影響や悪い影響があるのかどうかといことについてお話したいと思います。 生後10ヶ月の赤ちゃんの様子 生後10ヶ月頃になると、自分で起き上がって座ることができたり、つかまり立ちや伝い歩きを始める赤ちゃんもいます。 自分の名前を呼ばれるとその方向を見たり、「ダダダ」など声を出したりします。 離乳の進み具合と栄養の割合 離乳食は3回食になり、母乳やミルクも飲んでいます。 個人差はありますが、1日の栄養のうち食事からは約60%、母乳やミルクから約40%の栄養を摂っている時期です。 月齢 1日の食事の回数 食事の割合 母乳・ミルクの割合 5-6ヶ月 1回 20% 80% 7-8ヶ月 2回 40% 60% 9-11ヶ月 3回 60% 40% 12-18ヶ月 3回とおやつ1回 80%…

出産後にもバストを美しくキープするための6つの方法

女性は妊娠、出産を経験すると、バストのサイズや形が変化します。それまではハリがあってツンと上を向いていたバストも、卒乳するころにはしんなり垂れ気味になってしまうことがあります。ですが、女性としてはいつまでも美しいバストでいたいという思いがあるはず。そんな方のために、このページでは出産後にもバストを美しくキープするための6つの方法をご紹介したいと思います。 出産後のバストの変化 妊娠すると女性ホルモンの分泌が増え、出産後の授乳のために乳腺が発達するため、ほとんどの女性は妊娠中にバストが大きくなります。 もともとAカップだった人も、Cカップくらいに大きくなることもありますし、多くの場合で妊娠前よりも2〜3倍ほどバストサイズがアップします。 さらに乳首も赤ちゃんが吸い付きやすいように大きくなったり、赤ちゃんが見つけやすいように色が濃くなるなどの変化が現れます。 そして出産後、授乳が始まるとさらにバストが大きくなり、張りも出てきます。 ですが子どもが成長し断乳すると徐々にバストサイズがもとに戻りはじめ、およそ1年後には妊娠前と同じサイズになります。 このように、妊娠から断乳までという1〜2年の期間に、バストサイズは大きく変化します。 つまり、それだけバスト周辺の皮膚が伸びたり縮んだりしているということなので、元のバストサイズに戻るころには見た目が悪くなってしまいます。 また、バストを支えているクーパー靭帯も、バストが大きくなったときの状態にあわせて伸びきってしまいます。 こういったバストサイズの急激な変化に寄り、個人差はありますが、胸周辺の皮膚にシワができたりバストが垂れるなどの影響が現れるのです。 産後のが大事 上記の理由から、多くの女性は出産後に妊娠前よりもバストの形が崩れてしまいますが、きちんとケアをすれば、美しいバストラインを取り戻すことができます。 1.クリームで保湿 バストに限らずですが、肌をケアするためにはまず何よりも保湿が大切です。肌が乾燥していると真皮という部分がダメージを受け、ハリを保てなくなってしまいます。 綺麗なバストラインを維持するためにはハリが必要なので、保湿クリームを使って肌に潤いを与えましょう。 ただし産後の肌はデリケートな状態なので、刺激の少ない無添加のクリームを使うようにしてください。 もし妊娠中に使っていた妊娠線予防のための保湿クリームがあるなら、それを使うと良いでしょう。 2.マッサージでバストを引き上げ お風呂上りなど血行が良くなっている状態で、保湿クリームを塗ったバストをマッサージします。 左右それぞれの手のひらでバストの上半分を覆うように持ち、上に引き上げます。 次に左のバストは右手で、右のバストは左手で、下から中央に向かって引き上げます。 最後にわきの下の肉を引き上げながら胸に引き寄せます。 このマッサージを一日に10回繰り返すことで、垂れてきたバストを元の位置に戻すことができます。 3.エクササイズでバストの筋肉を鍛える ・合掌ポーズエクササイズ 胸より少し高いくらいの位置で、両手で合掌します。そのまま10秒間、両手を押し合うように力を込めていきます。 ・背伸びと腕立て伏せ 両手を組み、手のひらを上に返しながら頭の上に腕を伸ばします。頭の上に伸ばしたら、そのまま左右に傾けます。これで胸周りの筋肉を刺激することができます。また、胸周りの筋肉を鍛えるには腕立て伏せが一番。無理ない範囲から、腕立て伏せにも挑戦してください。 4.姿勢を整える…

妊娠しても胸が張らないけど胸は痛い。胸の張りと痛みの関係とは?

妊娠すると胸が張るというのは一般的によく言われていることです。妊婦健診で産婦人科にかかるときにも医師から「胸は張る?」と聞かれることもありますよね。 妊娠初期の症状として「妊娠しているのに胸が張らない。でも胸の痛みはある。」ということで悩む妊婦さんも多いようです。一般的な症状に自分の症状が当てはまらないと、心配になりますよね。 今回は妊娠中にみられる胸の痛みについて、原因や妊娠の影響以外に考えられる病気について説明しています。 妊娠中の胸の痛み 妊娠初期にみられる胸の症状として、胸の張り以外に、胸の痛みの症状がみられることがあります。妊娠するとプロゲステロンとエストロゲンの二つの女性ホルモンが増加して、女性ホルモンの濃度が高くなります。乳腺や乳管が拡がって水分が乳房に蓄えられやすくなり、乳房全体が痛んで、押さえると痛みが強くなることがよくみられるようです。1) 妊娠時の胸の痛みの症状は、胸が張って痛いという他にも、乳首が痛い、乳首のチクチクした痛みがある、衣服に乳首が擦れてヒリヒリ痛む、乳房の中がチクチクと痛い、乳房の奥がジンジンと痛いなど、胸の痛みの現れ方もさまざまです。妊娠初期には乳首のチクチクとした痛みや乳首が張って大きくなり、衣服に擦れて痛いという乳首の症状もよくみられる症状です。 妊娠時の胸の痛みの原因とは 胸の痛みの症状が現れるのは、妊娠して女性ホルモンの分泌の変動が起こることが関係しています。 妊娠するとエストロゲンとプロゲステロンの二つの女性ホルモンは増加していきます。女性ホルモンが高値となることで乳腺や乳管の変化がみられて乳房や乳首の痛みが生じます。下着による圧迫や身体の疲れ、心理的なストレスが影響して、胸の痛みなどの症状が強く現れることもあります。 胸を圧迫せず、肌に優しい素材の下着をつけて、十分に休養をとり、ゆったりとした気持ちで過ごすようにしましょう。 胸の張りと胸の痛みの関係 妊娠時の胸の張りも胸の痛みと同じく、妊娠による女性ホルモンの変動によって起こる症状とされています。乳房は脂肪と乳腺組織とでできていますが、脂肪の量も乳腺の密度や乳腺の乳房内での分布の仕方も人によって異なるので、胸の張りも胸の痛みも症状の出方には個人差があります。2) あまり胸の張らない方もいれば、胸の張り方に違いがある場合もあり、胸の痛みがみられない方もいます。胸の張りは感じないのに、乳首の痛みや乳房の痛みがあるといった場合もあるでしょう。 私自身の体験談をお話しすると、妊娠初期に胸の張りはありましたが、胸の痛みはなく、脇の痛みを感じました。また乳首の痛みはなく、乳輪のかゆみがありました。胸の痛みの症状は人それぞれ現れ方や感じ方は異なりますが、中には妊娠によるものではない場合もあります。 胸の痛みがみられる時に考えられる病気 胸の痛みがみられる場合には副乳や乳腺症、乳腺炎、乳房の腫瘍などの場合もあります。妊娠中でもこれらの症状や病気が認められる場合がありますので、胸の痛みで気になる場合にはかかりつけの産婦人科や乳腺外科を受診し、相談しましょう。 副乳 乳房以外のわきの下や乳房の下側などに乳腺組織が生まれつき存在していて、乳腺が腫れて痛む場合があります。私が出産で入院していたとき、同室だった方が妊娠すると副乳が腫れて痛いと言われており、本当に辛そうでした。妊娠して女性ホルモンの分泌が増加し、乳腺組織が発達すると副乳の乳腺組織も腫れて痛むことがあるようです。 腺症 女性ホルモンの影響、とくにエストロゲンの分泌が過剰になることで乳腺の変化がみられ、2)乳房の痛みやしこり、張りなどがみられる症状です。女性ホルモンの影響で身体が水分を蓄えやすい状態になると乳管に水が溜まり、乳腺嚢胞ができることもあります。乳腺嚢胞ができた場合には局所的な乳房の痛みが生じます。3) 乳腺炎 授乳中に起こることが多い乳腺炎ですが、妊娠期に乳管に母乳が溜まって炎症を起こり、乳腺炎になることもあります。細菌感染を起こして乳腺が炎症を起こす場合もあります。乳腺炎の場合は胸の痛みと腫れ、赤みや熱などの炎症症状がみられます。 乳房の腫瘍 乳房の腫瘍には線維腺腫、葉状腺腫、乳がんなどがあります。胸のしこりや痛み、乳頭から白色や赤色、黒っぽい色などの分泌物がみられる場合、乳頭や皮膚のひきつれやくぼみなどがみられる場合は医療機関を受診して必要な検査を受けましょう。 1)MSDマニュアル 家庭版 乳房の痛みLink 2)徳島県医師会 乳腺症Link 3)株式会社日立保険サービス 乳腺症Link