二人目妊娠時に胸が張らないのはよくあること?

一人目を妊娠した時には胸が張ったのに、二人目の妊娠時には胸が張らないという不安を抱えている妊婦さんが多いようです。 一人目妊娠時で胸が張った人でも、二人目妊娠時には胸が張らないことがあるのでしょうか。胸の張りが起こる原因と一人目妊娠後の胸の変化について触れながらみていきましょう。 妊娠時の胸の張り、一人目と二人目の違いとは 妊娠すると、妊娠を継続し、出産に向けて、身体の準備を整えるために、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が増加します。1) 胸の張りはこれらの女性ホルモンの分泌の増加が関係していると考えられています。しかし、胸の張りの症状には個人差があり、一人目妊娠時でも胸の張りをあまり感じない人もいれば、痛いぐらいに胸が張る人もいます。一人目妊娠時に胸が張ったからといって、二人目妊娠時にも必ず胸が張るというわけでもないようです。また、一人目妊娠後から生理前の胸の張りも感じなくなったというパターンもあるようです。 生理前の胸の張りが起こる原因は、月経周期の黄体期の後半に女性ホルモンの分泌が低下することや、環境要因が重なり合って脳内ホルモンや神経伝達物質の分泌や作用に影響するためだと考えられています。2)女性ホルモンの分泌の変動が絡んでいますが、それだけでは説明できず、生理前の胸の張りにおいても個人差があり、一人目妊娠後も胸の張りがある方、胸の張りを感じなくなった方、それぞれのようです。 二人目以降の妊娠では生理前の胸の張りがなくなることも 私自身は生理時よりも強い胸の張りが妊娠初期のサインと思っていたぐらいですので、妊娠初期には胸の張りを感じていました。しかし、三人目を出産後は生理前に、胸の張りが辛いと感じたことは一度もありません。というのも、出産するたびに胸がしぼんで張りがなくなり、もはや胸が張るということがないからです。 出産後の胸の変化も、一人目出産後に胸がしぼんでしまったから二人目の妊娠時には胸が張らないのでは?と心配する要因の一つとなっているようです。 出産後は胸の張りがなくなって小さくなる 二人目以降に胸が張りにくくなる要因の一つかもしれない出産後の胸の変化についてみていきましょう。 出産後は授乳の準備のために乳腺が発達し、胸の容量が大きくなり胸の張りも増します。しかし、産後3カ月ごろから徐々に胸の大きさが小さくなりだし、張りもなくなってきます。産後6か月たって授乳の機会が減るにしたがって胸の容量や張りはなくなり、胸がたるんだ、胸がしぼんだという表現が合うような胸の形になってきます。 私は、一人目出産後は、産後の胸の変化を恐れて下着を支える機能のあるものに変えたり、マッサージをしたりとケアを一生懸命していたので、妊娠前と比べたら少しサイズが小さくなったかなぐらいで、そこまで胸のたるみやしぼみを気にしたことはありませんでした。しかし、二人目、三人目と妊娠・出産・授乳を繰り返すたびに明らかに胸のサイズは小さくなってたるみ、皮膚がのしわが目立つようになりました。加齢による胸の変化も加わってのことだと思いますが、三人目出産後には生理前の胸の張りも感じることがなくなったのです。 二人目以降の妊娠時の方が授乳時の胸の張りは感じにくくなることも 妊娠初期の胸の張りは、一人目妊娠時でも、二人目以降の妊娠時でも個人差があるようですが、出産後、授乳時の胸の張りは、産後の胸の変化の影響もあって二人目妊娠以降の方が感じにくくなるようです。3) それは、妊娠、出産で胸の容量が増え、サイズが一気に大きくなり、再び元に戻るという変化を経験していることにあります。一度膨らませた風船がしぼんだときに、張りがなくなり、表面にしわができてしまうように、胸も一度大きくなってからしぼむと皮膚のたるみが出てしまいます。 それから、胸の形を保つ働きをしているクーパー靭帯が胸のサイズが大きくなった際に伸びてしまうことが関係しているといえます。クーパー靭帯は一度伸びてしまうと元に戻ることはありません。4) 母乳の出方に関しては、二人目妊娠時の方が一人目妊娠時より胸の張りが少なくてもしっかり出る人もいれば、下の子のお世話でゆっくり休む機会が得られず、疲れやストレスが溜まり、母乳が出にくくなる場合などさまざまなようです。 一人目の妊娠も二人目の妊娠も胸の張りは個人差がある 胸の張りと妊娠しているかどうか、母乳の出方については個人差が大きく、同じ人でも一人目妊娠時と二人目以降の妊娠時とで状態が異なります。一度経験していると、どうしても前回と比べたくなってしまいますが、自分の中だけで不安になることのないように、気になることがあればかかりつけの産婦人科に相談しましょう。 1)鶴川台ウイメンズクリニック 女性ホルモン検査でわかること3・妊娠から出産Link 2)甲村弘子 若年女性における月経前症候群(PMS)の実態に関する研究Link 3)ふわり助産院 経産婦Link 4)ワコール エイジングの鍵、クーパー靭帯とは?!Link

10ヶ月での卒乳は早い?それとも大丈夫?

赤ちゃんが生後10ヶ月になり、「大きくなったなあ」とこれまでのことを振り返ると懐かしくなりますね。 生まれたての赤ちゃんの頃に比べると、ずいぶん身体も大きくなり動きも活発になっています。 離乳食も進みがスムーズだと3回食になっている赤ちゃんも多いのではないでしょうか。 また、1歳を目前に同じ年頃の赤ちゃんがいる仲間では、卒乳の話も出ているかもしれません。 ここでは、生後10ヶ月で卒乳することは赤ちゃんにとってどういうことか、良い影響や悪い影響があるのかどうかといことについてお話したいと思います。 生後10ヶ月の赤ちゃんの様子 生後10ヶ月頃になると、自分で起き上がって座ることができたり、つかまり立ちや伝い歩きを始める赤ちゃんもいます。 自分の名前を呼ばれるとその方向を見たり、「ダダダ」など声を出したりします。 離乳の進み具合と栄養の割合 離乳食は3回食になり、母乳やミルクも飲んでいます。 個人差はありますが、1日の栄養のうち食事からは約60%、母乳やミルクから約40%の栄養を摂っている時期です。 月齢 1日の食事の回数 食事の割合 母乳・ミルクの割合 5-6ヶ月 1回 20% 80% 7-8ヶ月 2回 40% 60% 9-11ヶ月 3回 60% 40% 12-18ヶ月 3回とおやつ1回 80%…

胸が張って困った!授乳期の胸の張りの対処方法

授乳期の胸の張りに関しては、皆さん戸惑うことが多いようです。 張りに加えて、痛みを感じる方もいますよね。 「母乳を飲ませたいのに、胸が張ってうまく飲ませられない」「張りのあるときには、マッサージした方が良いのか、触らないほうが良いのかわからない」といった声もよくお聞きします。 初めての出産だと戸惑うのは当たり前です。 初めてではなくてもこの赤ちゃんとは初対面ですし、上のお子さんのときの胸の様子とは違うこともあるんです。 ここでは、授乳期の胸の張りについて、その原因と対処方法について私が関わったお母さん方のことも合わせてお話していきます。 胸が張る時期は色々ある 胸が張る原因は、産後の時期によって違います。 出産後に初めて胸が張るのを感じるのは、産後3日前後ではないでしょうか。 張りを感じて、みるみるうちに乳房の変化を遂げる方もいらっしゃいますし、反対にそれほどの張りも変化も感じないという方もいらっしゃいます。 経過は様々で、1人目と2人目以降の出産でも産後の乳房の変化が同じとは言えません。 ここでは、「産後3日前後の張り」「十分に母乳が分泌されている時期の張り」「卒乳・断乳のときの張り」に分けてその原因と対処方法をご説明しましょう。 「産後3日前後の張り」の原因と対処方法 原因 まずは、この頃の母乳の分泌の様子はどうなっているのかをお話しましょう。 乳房の中にある乳腺細胞という細胞は、血管のすぐ近くにあります。 その細胞が、血液中のタンパク質や白血球などの必要な成分を細胞内に取り込みます。 さらに、乳腺細胞が作る乳脂肪などの成分を加えて作られたのが母乳です。 これらの変化が起こっているときに、乳房が張り始めるとされています。 これらの変化は、産後には生理的な範囲で起こります。 作られた母乳を徐々に赤ちゃんが飲み、産後9日を過ぎると乳房の張りは落ち着いてくると言われています。 でも、乳房の張りやその感じ方は個人差も大きいものです。 対処方法 とにかく赤ちゃんに飲ませる 作られた母乳をそのままにしておくと、乳房の張りがもっと強くなる可能性があります。 そのときに作られた母乳は、できるだけそのときに吸ってもらうのがいいですね。 眠そうで吸う時間が短いときには、ほっぺや口元、手や足を刺激しながら起こしてみましょう。 飲ませられない場合は、母乳を出す(搾る) 赤ちゃんに吸わせることができない場合や赤ちゃんが吸ってくれない場合は、自分の手で搾り出すといいですね。 この時期、搾乳器では刺激が強すぎたりあまり搾れなかったりするかもしれません。…

妊娠、出産後も胸の大きさを維持する対策とは

妊娠、出産で胸の大きさは変化します。妊娠すると授乳期に向けて胸の大きさは大きくなっていきますが、授乳期が終わると、今度は胸は小さくなっていきます。妊娠、出産による胸の大きさの変化は生理的な変化であり、避けて通ることはできませんが、少しでも胸の下垂やたるみを防ぎ、胸の大きさはできるだけ維持したいと思いますよね。 妊娠、出産での胸の大きさの変化と大きさを維持するための対策についてみていきましょう。 妊娠で起こる胸の大きさの変化 妊娠すると胸は大きくなります。妊娠前から比べると、妊娠10カ月の間に約2カップサイズが大きくなります。1)胸が大きくなるなり方は、胸の下部が横へ広がるように大きくなります。前へと胸のボリュームが出るのではなく、左右の乳頭の間は広がって、乳頭の位置は下がります。2)前へツンとハリのある理想的ボリュームアップの仕方ではなく、妊娠時は胸の下部が横に広がり、やや下垂する形で大きくなります。 妊婦体型の妊娠に伴う変化の研究の妊娠月数と胸の各項目の平均値の調査結果を見てみると、胸囲は妊娠2~3か月時から妊娠10カ月までの間に8.58㎝増大しています。上部胸囲の増大は4.12㎝であるのに対し、下部胸囲の増大は8.78㎝であり、胸の下部が大きくなっていることがわかります。 また、乳頭間隔は妊娠2~3か月時から妊娠10か月までに2.7㎝間隔が空き、首元から乳頭までの距離は1.32㎝長くなっています。左右の胸の乳頭が両側に開き、乳頭の位置が下へ下がることがわかります。 乳房の深さは妊娠6か月時にいちばん値が高くなり、それ以降は値が小さくなっていきます。乳頭高は妊娠5か月時がいちばん高く、妊娠2~3か月から妊娠10か月時まで増減し、妊娠10か月時には0.56㎝の増大となっています。乳房の厚みと乳頭の高さは妊娠期間中増減し、妊娠2~3か月から妊娠10カ月時の増大はミリ単位でわずかな増大となっています。このことからも乳房は前へと大きくなるのではなく、横へと広がることがわかります。 妊娠2~3か月 妊娠10カ月 胸囲 83.14㎝ 91.72㎝ 上部胸囲 81.40㎝ 85.52㎝ 下部胸囲 72.02㎝ 80.80㎝ 乳頭間隔 18.05㎝ 20.75㎝ 首元~乳頭までの距離 34.09㎝ 35.41㎝(妊娠6カ月時2.72㎝) 乳房の深さ 2.16㎝ 2.43㎝ 乳頭高 109.04㎝ 109.60㎝(妊娠5カ月時109.71㎝)…

卒乳でしこりができた!どうケアしたらいい?

卒乳は授乳中のお母さん方が気になることのひとつですね。 「卒乳のときにしこりができるということも聞くし、卒乳ってちょっと不安・・・」と感じている方も多いでしょう。 卒乳のときのしこりは、できる人とできない人がいます。 ここでは、卒乳のしこりの要因はどんなことが考えられるのか、卒乳のときに乳房にしこりができた場合の対処方方法についてお伝えします。 ぜひ、参考にしてくださいね。 卒乳のしこりの要因 卒乳のときにできる乳房のしこりはどんなことが要因となっているのかお話しましょう。 母乳の出かたによる 卒乳のときに、どれだけの母乳が出ているかにもよります。 たくさんの母乳が作られている時期で、赤ちゃんも1日に何度もたっぷりと飲んでいる状態で卒乳すると、しこりもできやすいと言えます。 卒乳時期による 母乳の出かたにも関連していますが、赤ちゃんが生後何ヶ月なのかにもよります。 生後半年未満、1年未満、1年以上、2年以上などそのときで、母乳を飲む回数や量が違ってくるからです。 母乳を飲む回数や量が多い時期だと、しこりができやすいです。 搾乳できるかどうかにもよる 搾乳が必要なときに搾乳ができるかどうかにもよります。 時間的な要素もあり、手技的な要素もあります。 どういうことかといいますと、あまりにも乳房が張ってきているけれど、時間がなくてなかなか搾乳できない、または搾乳をしたことがなく、どうすればよいのかわからなかったりやり方を知っていてもうまく絞り出せていなかったりすることがあります。 このようなときは、しこりができやすい状態です。 赤ちゃんの納得度にもよる 純粋な卒乳は、赤ちゃんが自然に母乳を飲まなくなることをいいますが、計画的に卒乳を進めていく場合、「いざもう母乳は終わり」となったときに、赤ちゃんが母乳を欲しがって乳房に触ったり吸ったりすることで、乳頭が刺激を受けてまた母乳を作ってしまうことがあります。 それによってしこりができる場合もあります。 しこりができたときの対処方法 しこりができたときの対処方法についてお伝えしましょう。 これからお話する方法を自分で一通りやってみても良いのですが、あまり無理しないようにしましょう。 気になるときやしこりが改善しないときには、医師の診察を受けたり助産師に相談したりしてください。 搾乳 程よく搾乳することが大切です。 時間をかけて搾ると逆効果になることがあります。 何度か搾乳してみて、しこりが小さくならない、硬さも変わらない、痛みもあるといった場合には、助産師に相談しましょう。…

産後クライシスの3つの予防策

産後クライシスをご存知でしょうか?産後、夫婦間の中が悪くなってしまう産後クライシスが深刻になると離婚してしまうことになりかねません。産後クライシスの原因と予防策をご紹介するので、参考にしてみてくださいね。 産後クライシスとは? 産後クライシスは、2012年にNHKが提唱した造語です。産後2年から3年以内に夫婦間の愛情が冷めてしまうことを意味しています。夫婦間の愛情が冷めて大きな溝ができてしまい、夫婦仲が改善されずに離婚になる場合もあるようです。産後うつは精神的不安定になって発症する病気ですが、産後クライシスは単に「夫婦仲が悪くなる」ことを指します。 産後クライシスの原因  睡眠不足、ホルモンバランスの崩れ、夫の育児不参加、育児への不安などが原因とされています。自分だけが頑張っているという状況に不満がたまって、夫にイライラをぶつけて夫婦仲が悪くなるケースも多いようです。 産後クライシスの予防策 1.産後の生活を共有する 夫婦仲が悪くなってしまう産後クライシスは、夫婦間の認識の違いからも起きます。女性は10カ月の妊娠期間中から母親としての自覚が芽生えますが、男性は出産後に一緒に暮らすようになって初めて父親としての自覚が出ることが一般的でしょう。ですが、出産後に少しずつ自覚が芽生えるのでは遅いなと思ってしまうのが本音ですよね。 私は里帰り出産する予定がありませんでした。一人目だったので、出産後すぐに夫婦で育児ができるように、産後の生活を予想して、誰が何をするのか家事や育児の分担を決めていました。妊娠中は私が家事のほとんどをやっていましたが、出産後はそうもいきません。そもそも産後は家事をきちんとできないだろうと考えて、産後の家事は最低限まで減らして、育児も分担しました。 親などのサポートなく夫婦2人で育児していくので、産後1カ月は料理をしなくていい(夫が買ってくる)、掃除もしなくていいことにしました。できるときにはやるけど、無理してやらないということを夫婦で確認しました。 出産後は赤ちゃんの生活リズムに合わせて暮らさなければならないこと、出産前と出産後の生活の違いなどを前もって共有しておくと、出産後は今までと同じではいられないと夫も自覚してくれるかもしれません。妊娠中から出産後の生活がイメージし、分担などをざっくりと決めておくと妻の負担だけが増えることを防ぐことができます。 2.やってほしいことを夫に伝える 「私ばかり大変で、夫は何もしてくれない!」と思う女性は多いですよね。男性は「具体的にこうしてほしい」と言わないと行動してくれません。中には気持ちを察して行動してくれる男性もいますが、一般的な男性は「具体的に言われなければやらない」人が多いです。ですので、やってほしいことがあったら具体的に伝えるのが一番です。 私も、「寝不足で倒れそうだから3時間寝かせて」と言ったり、「私が離乳食を作るから、オムツを変えて、食事の椅子を準備しておいて」など、「自分は○○するのに、○○時間がかかる。その間に、○○してほしい」など具体的な数字と行動を説明すると夫も納得していろいろとやってくれるようになりました。「やってほしいのにな」とモヤモヤしているだけでは精神的に疲れてしまうので、具体的にお願いするのがおすすめです。 3.里帰りしない 産後は自分の体もつらいし、赤ちゃんのお世話も大変なので里帰り出産する人も多いと思います。ですが、産後夫婦仲が極端に悪くなった周りの話を聞くと、「里帰りから帰ったら夫がなにもできなくてイライラする」という人が多いのです。 里帰り出産すると夫が赤ちゃんと接する時間はごくわずか。里帰り出産した期間分、夫と妻には育児のブランクができてしまい、父親の自覚も芽生えにくいです。なので、妻が里帰り出産から帰ってきても、育児の即戦力にはならないことが多いのです。特に一人目なら、親になるのは母親も父親も初めて。二人ともが初めての体験をお互いに試行錯誤しながらやることで絆が深くなると思います。 夫の勤務状態や体調によって難しい場合を除いて、基本は夫婦二人で子育てを頑張り、たまに自分の親や夫の親に来てもらうというのが理想のような気がします。 私の場合は、里帰りできない状況だったので夫婦2人で頑張ろうと妊娠中から話していました。結果的に、出産直後から夫と協力して試行錯誤しながら育児ができたことで、より絆が深まったと感じています。これは夫が家事全般でき、体力もあり、積極的にやろう、やれないこともやってみようという性格だというのは大きいかもしれません。 「産後の性格イメージを共有できない」、「やってほしいことを伝えてもやってくれない」という場合は、夫に期待するだけ疲れるので、夫以外に助けを求めるほうが精神的には楽だと思います。家事も育児もしない、夫は出産前と変わらない生活をし、変わらない家事を求めてくるという場合は、産後クライシスではなく夫に問題があるので精神的、体力的に追い込まれる前に離婚を考えたほうがいいでしょう。 産後クライシスを予防しよう 産後クライシスは誰にでも起こりうるものです。ですが、妊娠中から産後の生活を夫婦で共有したり、できるだけ夫婦2人が主体となって育児をすると、産後クライシスを予防でき、夫婦間の絆も深まるかもしれませんね。

もしかして妊娠!?妊婦さんになると胸が張るの?

なんだか胸が張って、痛いしかゆい・・・これってもしかして妊娠してる?生理前の症状と似ている妊娠初期症状。先輩妊婦さんの体験をもとに性行為後の胸の張りについてまとめてみました。 胸の張りは妊娠の初期症状? 周囲の出産ラッシュに焦る気持ちが増すばかり、私も早く可愛い子ども欲しい! いつもと違う自分の身体の変化に敏感になり、ちょっとしたことでも妊娠を期待していまいます。 しかし、今回は明らかです。性行為をしてからすぐに胸が張り始めたのです。 これって、いわゆる妊娠の初期症状ですよね!? 先輩妊婦さんの場合 私は3回妊娠していますが 妊娠しても胸の張りはありませんし、微熱もありません。。 https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋 私は初期に胸が張ることはありませんでした。 最初はとにかく胸焼け、吐き気、食欲がない…といった症状が続きました。 胸が張るのは母乳の準備ができてからといった感じで、かなり妊娠後期だったと思います! https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋 2回妊娠して2回とも生理が来ないので検査薬して妊娠がわかりました。 胸の張りも、微熱も、頻尿も、全て皆無です。 https://chiebukuro.yahoo.co.jp/、Yahoo!知恵袋 え?妊娠しても胸が張らない人もいれば、妊娠直後じゃなくて、後になって張る人もいるの!? でも、胸が張るのって、妊娠の初期症状ですよね? 妊娠初期症状 胸が張る 強い張りや痛みを感じたり、乳首がチクチク痛んだり、胃が痛くなる場合もあります。 身体がだるい 横になりたいと思うほど、身体がだるく、腰に痛みを感じる場合もあります。 おりものに変化 おりものの量が増えてたり、色や匂いが変わったり、いつもと違うおりものの変化に気づきます。 便秘や下痢 妊娠すると胃腸に変化があらわれ、便秘や下痢になる場合があります。 味覚や嗅覚 自分の好きなものが不味く感じたり、今まで気にならなかった匂いを感じたりします。…

妊娠中の痛い胸の張り。胸が張る仕組みと対処法を解説

妊娠中に経験する方も多い胸の張り。痛いと感じるほどに胸が張る人もいます。私も妊娠がわかる前には胸が張って痛い思いをした経験者の一人です。 妊娠したら胸が張るという情報は耳にしたことことがあっても、なぜ胸が張るのかということまではなかなか知る機会がないですよね。今回は、妊娠中に胸が張る仕組みと、痛い胸の張りの対処法について一緒に学んでいきましょう。 妊娠中の胸の張りの原因 妊娠中に胸が張るのは女性ホルモンの分泌の変化によるものです。女性の月経期→卵胞期→排卵期→黄体期からなる月経周期では、2つの女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌量の周期的な変化がみられます。 エストロゲンの分泌と作用 エストロゲンは、発育した卵胞から分泌されるホルモンで、卵胞ホルモンとも呼ばれます。月経が終わった後から排卵前にかけてと、排卵後から月経前まで分泌量が増加します。 エストロゲンは女性らしい身体をつくるホルモンで、以下のような作用を持っています。 排卵と妊娠の準備のために子宮内膜を厚くする 肌のツヤやハリをよくする 髪の毛のツヤをもたらす 骨粗しょう症の予防 動脈硬化の予防 記憶力を促す 基礎体温を下げる など… プロゲステロンの分泌と作用 プロゲステロンは、黄体(排卵後の卵胞)から分泌されるホルモンで黄体ホルモンとも呼ばれます。排卵後から月経前まで分泌量が増加します。 プロゲステロンは受精卵が着床する準備を整え、妊娠の継続をサポートするホルモンで、以下のような作用があります。 水分を身体に蓄える むくみが生じる 吹き出物ができやすくなる 基礎体温を上げる 胸が張る 精神が不安定になる など… 胸の張りが起こる仕組み 月経期から排卵後にかけては、プロゲステロンよりもエストロゲンの分泌が優位となる時期です。ちょうど月経前となるこの時期に胸の張りを感じる方も多いのではないでしょうか? 胸の張りがみられるのは、プロゲステロンの水分を溜め込む作用によって、乳房に水分が蓄えられ、むくみが生じた状態になるためということが言われています。 また、女性ホルモンの分泌はストレスの影響を受けて変化しやすくなります。疲れや睡眠不足、食生活の乱れなどがあると、エストロゲンとプロゲステロンの2つのホルモンのバランスが崩れ、胸の張りの症状がみられることもあります。1) 妊娠すると女性ホルモンが大幅に増加する…

一人目授乳中に二人目を妊娠したら胸は張らない?

「一人目を出産して授乳中に妊娠していたとしたら、胸の張りは起こらない?」と不安になる方がいるようです。 それというのも、授乳中にも胸が張る人と張らない人がいるからです。 授乳中に胸が張る仕組みとともに授乳中の妊娠で胸が張る症状がわかるのかどうかを考えていきましょう。 授乳中の胸の張り 妊娠するとプロラクチンの作用によって乳腺が発達し、胸が張り、胸の容量が大きくなります。出産後には母乳がつくられて生理的な胸の張りが起こります。胸の張りは、授乳すると一時的に軽くなりますが、時間が空くとまた胸が張ってくるということを繰り返します。 しかし、中には、胸の張りは感じないけれども、授乳すると母乳は出るというタイプの方もいらっしゃいます。このタイプの方は差し乳という表現をされることもあります。実際に私が出産のときに同じ病室だった方が「私、差し乳だから胸が全然張らない」とおっしゃっていました。 私自身は出産後、胸がキンキンに張って乳管が開かないという状態で、涙を流して痛みに耐えながら看護師さんの乳房マッサージを受けていたので、差し乳タイプの方をなんともうらやましく思った経験があります。ですが、差し乳タイプの方は、「胸が張らないから母乳が出ているか心配」という不安を持つこともあるようです。母乳が出る仕組みを確認するとともに、授乳中に起こる胸の張りについてみていきましょう。 母乳が出る仕組み 妊娠中は、エストロゲンやプロゲステロンが多量に分泌されており、母乳が出ることがおさえられています。出産直後から産後2日までの間は免疫にかかわる成分がたくさん含まれている初乳が赤ちゃんが吸わなくても分泌される仕組みになっています。 産後2〜3日後からはプロゲステロンが減少し、母乳の分泌される量が増えて母乳の成分も初乳のときとは変わります。出産直後から授乳を十分にしていれば胸は軽く張り、母乳の分泌量も増えてきますが、授乳や搾乳をしていない場合には腫れや痛み、熱感を伴って胸が張ります。出産後1週間授乳の機会がないと、母乳を分泌するプロラクチンの値は妊娠前まで低下して、母乳の分泌が止まってしまうこともあります。 出産後9日後以降は赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激で母乳が分泌され、授乳や搾乳で乳房から出ていく母乳の量の分だけ新たに母乳がつくられるという調整が行われるようになります。1) 授乳中に胸が張らずに心配な時は 授乳中では、授乳の間隔が少しでも長くなると、胸が張ってしょうがいないという方もいれば、胸の張りは感じないけれども赤ちゃんが吸えば母乳は出るという方もいらっしゃいます。「胸が張らないから母乳が出ていないかも」と心配になったときには自己判断でミルクを足さずに以下のことをチェックしてみましょう。赤ちゃんが母乳を十分に飲んでいるときのサインは以下のとおりです。 24時間に8回以上母乳を飲んでいる 24時間に6〜8回の色の薄い排尿がある 24時間に3〜8回の排便がある 赤ちゃんが授乳中にごくごくとおっぱいを飲んでいることが確認できる 赤ちゃんが次の授乳までに機嫌よく過ごしている 赤ちゃんが元気に過ごしており、肌の張りもよい 赤ちゃんが十分に母乳を飲んでいるときのサインに当てはまるかどうかの判断がつかない場合には、市町村の保健センターなどで1週間に1回程度赤ちゃんの体重を測り、体重が増えているかどうかをチェックすることもよいでしょう。2) 有料になりますが、赤ちゃん用の体重計のレンタルができる会社もありますね。1回ごとの授乳でどれくらい飲んでいるか気になる場合には、授乳の間隔が安定して空くまで、授乳前後に体重を測ってチェックすることもよいでしょう。出産した産院や助産院、保健センターなどで母乳相談もできます。専門家の具体的なアドバイスももらえますので、悩んだときには活用してみましょう。 授乳中に妊娠時の胸の張りはわからない 授乳中でも胸が張る人と張らない人がいます。妊娠しても胸が張る症状が出る人もいれば出ない人もいます。授乳中の胸の張りで妊娠しているかどうかを判断するのは難しいといえるでしょう。 妊娠しているときに授乳をしていると、赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激で胸が張りやすくなるということから授乳の中止を指導される場合もあります。過去の論文では、妊娠中に授乳していることと流産との因果関係は認められないので、妊娠したからといって授乳をすぐに中止すべきではないと示されています。ですが、妊娠中の授乳と早産との関係については今後の研究が必要であるとあります。3) また、母乳の量について興味深い研究発表がありました。千葉大学によると、母乳の分泌量に関与する遺伝子が発見され、母乳の分泌量はその人の生まれつきの個性であり、遺伝的に決まっていることがわかったとのことです。胸が張らない、母乳が出にくいとほかの人と自分を比べて落ち込むことはありません。人それぞれという情報をみんなが共有して理解し合うことが大切だと感じます。 1)NICU に入院した新生児のための母乳育児支援ガイドライン(解説編)日本新生児看護学会 日本助産学会平成 22 年…

卒乳方法と夜泣きは関係ある?

周りの同じ年齢の赤ちゃんが卒乳したと聞くと、「うちもそろそろ卒乳しようかな」と考えている方や、「夜にぐっすり眠りたい」と思って卒乳を考える方もいらっしゃるでしょう。 でも、卒乳すると夜に目が覚めたときにどうやって寝かしつけようか、夜泣きが始まるでのはないかと、不安に思う方も多いかもしれませんね。 ここでは、卒乳方法と夜泣きの関係や夜泣き対策のお話をしますので、ぜひ参考にしてくださいね。 卒乳方法と夜泣きは関係あるのか? 夜に親子ともぐっすりと寝られる日を願って、卒乳を考える方も多いのではないでしょうか。 卒乳と夜泣きについては、たくさんの多様な体験談があります。 卒乳の方法と夜泣きについてどんなことが語られているのか整理してみましょう。 卒乳のパターン 一般的に下記の事柄について語られることが多いです。 卒乳後の夜泣き 一つずつ見ていきましょう。 卒乳後の夜泣き 「卒乳すると夜泣きがなくなる」「卒乳すると夜はぐっすりと寝る」といわれることがあります。 これまで夜泣きしていた子どもが、卒乳を機にだんだんと夜泣きがおさまってきたということです。 でも、反対に卒乳すると夜泣きが始まることもあるようですし、これまでと変わらない赤ちゃんもいるようです。 添い乳をやめた後の夜泣き 「夜に添い乳をやめたら楽だよ」と話されることも多く、寝ながら授乳をすることをやめたら、夜泣きはなくなるともいわれているようです。 添い乳をやめると、夜は授乳がなくなったという方と、泣いて大変だったという方がいらっしゃいます。 夜間の授乳をやめた後の夜泣き 夜間の授乳をやめたときの夜泣きが語られることもあります。 夜間の授乳は、添い乳も含まれますが、必ずしも添い乳だけではない場合があります。 これまでは夜に授乳するとそのまま寝ていた子どもが、夜の授乳をやめると乳房を吸うことができないので、再び寝付けなくなることがあります。 この場合は、もしかしたら「おっぱいが欲しいという泣き」かもしれません。 本当のところ、卒乳と夜泣きの関係はどうなのでしょうか。 様々な体験を整理してみると、どのパターンの卒乳にしても夜泣きがある場合と夜泣きがなくなる場合があるようです。 結局、個人差があり赤ちゃんによって違うということなのです。 やってみないとわからないのですね。 夜泣き 夜泣きとは、原因がわからない泣きことで、おむつや授乳などの原因がわかっている場合は、夜泣きとはいわないのです。 広く体験談を見たり聞いたりしていると、夜に泣くから「夜泣き」として話されていることもありますし、「おっぱいが欲しいという泣き」も「夜泣き」としている場合があります。…