2歳で始める無理のない卒乳の進め方
2歳になる子どもは、とても活発に動き回り、食欲もあってたくさんのことができるようになっていますね。 母乳が大好きな子どもいることでしょう。 子どもが2歳だと、「ここまで大きくなったから、そろそろ卒乳しようかな」と考えるお母さん方もいらっしゃると思います。 ここでは、2歳の子どもの卒乳の進め方についてお話します。 2歳という時期 2歳になると、食事の味付けや食材の大きさなどは子どもに合わせていると思いますが、大人のものから取り分けて同じものを食べている子どもも多くなります。 身体活動に関しては走ったり階段を登ったりすることができ、言葉も2語文を話し始め自分の気持ちを少しずつ表出できるようになっています。 ただ、一般的にイヤイヤ期といわれる時期に入り、何でも「いや」と言って、親の言うことをきかないことがあったり、何でも自分でしたいと言ったりするようになっています。 2歳からの卒乳 2歳頃に卒乳するために必要なことは、まず子どもに卒乳することを話すことです。 2歳だと、相手のいうことは大抵はわかっていますので、子どもに母乳をやめることを伝えます。 でも、この時点で子どもはまだよくわかっていないこともあります。 もっと早い時期、例えば1歳から1歳半頃の卒乳との違いは、2歳といえばイヤイヤ期に入っていて、言葉の理解が進んである程度自分で気持ちを表現することもできるようになっているため、卒乳を理由にイヤイヤの状態が激しくなってくることもあります。 また、母乳を飲めないことに対して、自分の意思を示すことがあるかもしれません。 その多くは、「イヤだ」だと思いますが。 このため、2歳からの卒乳は、もっと早い時期の卒乳よりもスムーズに進まないこともが考えられます。 2歳からの卒乳の方法 2歳からの具体的な卒乳の方法は、授乳回数を減らしていくことから始めます。 授乳回数を減らす 1日に何回くらい母乳を与えているかにもよりますが、母乳を与える回数をだんだん減らしていきましょう。 2-3日かけて1回ずつ減らしてみるのです。 これは母乳回数が複数回ある場合、いきなりゼロにすること(断乳)は難しいからです。 また、いきなり母乳をやめて欲しがった場合、赤ちゃんのときのようにあやしても母乳がほしい気持ちはおさまらず、激しく「母乳が欲しい」と抵抗するかもしれません。 少しずつ母乳の回数を減らしてみて、好きな遊びや外に出かけるなど工夫してみましょう。 授乳回数が1日に1回になったところで、「あと◯回寝たら」などカレンダーも活用して、目安を話しておくといいですね。 卒乳に関する絵本や自分で絵を書いて、できるだけわかりやすく説明してあげても良いと思います。 最後の1回をなくす いよいよ母乳を与えるのが最後の日、どのようにしたらいいのでしょうか。 これは正解というものはありません。 ただ、計画的に卒乳していますので、子どもにとって最後の1回は残しておいてほしいものかもしれませんね。…